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東芝、CVCの買収提案は検討に時間が必要と認識-株価は下落

更新日時
  • 株主の最善の利益のために行動することが取締役会の責任と表明
  • いろいろなハードル、「紆余曲折がありそう」-SBI証の和泉氏

東芝は9日、英投資会社CVCキャピタル・パートナーズからの買収提案について、CVCは他の投資家との協調や金融機関からの資金調達を前提としており、検討には相応の時間を要する、との取締役会の永山治議長の見解を発表した。

  発表によると、買収提案は東芝の要請によるものではなく、事業などに関する詳細な検討も経ていないと説明。各国の競争法や外国為替および外国貿易法上の審査通過や資金調達を可能することなど、多くの条件があると指摘した。

  その上で、「東芝株主の最善の利益のために行動することが取締役会の責任であり、最も重要である」との認識を示し、「今後、詳細情報を受領した場合には慎重に検討する」と表明した。

  東芝を巡っては、CVCが買収して非公開化する主旨の提案をしたことが分かっている。CVCは1株当たり約5000円を提示しており、買収額は約2兆2800億円に上る。

  取締役会議長の見解発表後、東芝の株価は下げ幅を拡大。一時前日比6.1%安の4235円と2020年9月28日(8.6%安)以来の日中下落率を記録した。

  SBI証券の和泉美治シニアアナリストは、1株5000円という数字が出た後の政府関係者や取締役会議長のコメントから、「いろいろなハードルがあるということが明らかになった」と指摘。今後も「紆余曲折がありそうだ」と述べた。

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