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中国の生産者物価、3月に大幅上昇-当局はリスク警戒

更新日時
  • 3月の生産者物価指数、前年同月比4.4%上昇-予想3.6%上昇
  • 中国PPIと米CPIに高い正相関、過小評価すべきでない-ANZ

中国の生産者物価上昇率は3月に加速し、2018年7月以来の水準に達した。商品の大幅値上がりが影響する中で、物価安定を目指す当局にとっては懸念材料だ。

  国家統計局が9日発表した3月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比4.4%上昇。ブルームバーグのエコノミスト予想中央値は3.6%上昇、2月は1.7%上昇だった。

  消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%上昇と3カ月ぶりのプラス。エコノミスト予想は0.3%上昇、2月は0.2%低下だった。

While consumer prices start rising again

  石油や銅、農産品が大きく値上がりする中で、中国の生産者物価は今年に入り急加速している。劉鶴副首相が主宰した金融安定発展委員会は今週、物価安定に向けた取り組みを呼び掛けた。会議後に公表された8日の声明によると、当局は「商品価格動向を注視する」方針を示した。

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  世界最大の輸出国、中国での物価上昇は世界的なインフレをあおり、金融市場を動揺させる恐れがある。世界経済のより力強い持ち直しや米国の大規模な財政出動、輸送費の大幅上昇などでインフレリスクは既に高まっている。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏は「われわれの調査では中国のPPIと米CPIには高い正の相関関係がある」と指摘。「中国の予想を上回るPPI上昇は米国でインフレ圧力に関する人々の判断に影響を及ぼす可能性があり、世界的にもこの影響を過小評価すべきではない」と述べた。

  9日の中国株式市場では、CSI300指数が一時1.5%安となった。

原題:China’s Factory Inflation Jumps as Officials Warn of Risks(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します)
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