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グリーンシル支援、英財務相が検討指示-ロビイストの元首相が要請

  • 「選択肢の検討をチームにプッシュした」と元首相にメッセージ
  • 閣僚の行動規範に違反していなかったか深刻な疑念が生じると労働党

経営破綻した英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタルの顧問を務めていた英首相経験者デービッド・キャメロン氏の要請を受け、スナク財務相が昨年、同社の支援検討を財務省当局者に指示していたことが明らかになった。

  スナク財務相は、新型コロナウイルス感染拡大に苦しむ企業向けの支援プログラムにグリーンシルがアクセスする方法を検討するよう自らのチームに促し、キャメロン氏にその旨を伝えた。英政府が8日公表したテキストメッセージで分かった。キャメロン元首相がロビイストとして直接アプローチし、スナク氏が応じたという。

  スナク氏は昨年4月23日付のテキストで、「中央銀行(イングランド銀行)と選択肢を検討するようチームに促した。保証はできないが、中銀がそれを検討中だ」と説明した。英政府のCOVID(新型コロナ感染症)コーポレートファイナンスファシリティー・プログラム(企業貸付制度)は英中銀が運営主体だった。

  コロナ対応の企業・勤労者向け緊急支援策の策定を主導したスナク氏は、経済運営の手腕が評価され、将来の首相候補との呼び声も高いが、グリーンシル問題で説明を求める圧力にさらされ、信頼性を問われる事態となった。

  最大野党・労働党で「影の財務相」を務めるアネリーズ・ドッズ氏は「これらのメッセージは財務相が閣僚の行動規範に違反していなかったか非常に深刻な疑念を生じさせる。グリーンシル・キャピタルが優先的な扱いと当局へのアクセスを得て グリーンシルからの要請を検討するよう財務相が当局者らを促した様子がうかがえる」と指摘した。

原題:U.K.’s Sunak Under Pressure Over Handling of Greensill Aid Bid(抜粋)

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