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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
cojp

VIXオプションで大規模取引、米株市場の落ち着き持続せずと想定か

  • 1人のトレーダー、ブロック取引で約20万枚のコールを購入
  • VIXは1年ぶり低水準の17、株高で相場下落に備えるコスト低下

米株式市場は最高値を連日更新しつつも落ち着きを見せているが、あるオプショントレーダーは無風状態は長続きしないとみて大きな賭けに動いているようだ。

  8日午前には、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が現水準の約17から7月に40に向かって上昇し25を下回らないと見込む投資を行い、オプション市場を揺さぶった。このトレーダーは複数回のブロック取引を行ったもようで、合計約20万枚のコールオプションを購入した。ブルームバーグの集計データによると、これはVIXのコールの1日当たり売買高20日平均とほぼ同水準。

  迫り来る増税や景気回復ペース、物価上昇などを巡るさまざまな不安から、今の株式市場の落ち着きは短命に終わると市場参加者は懸念している。株価上昇の中で相場が下落に転じた場合に備えるコストが下がり、プロテクションを大量に買い込む向きもいる。

Bet that volatility will rise toward 40 in July comes as VIX hovers below 17

  アンブラス・グループのクリス・シディアル共同最高投資責任者(CIO)は「VIXの価格が17台前半にあるため、今後、こうした比較的大規模な賭けがもっと出てくると推測する」と述べ、 「ここ2カ月にボラティリティーは大きく低下したものの、市場の行き過ぎた脆弱(ぜいじゃく)性の兆候がさまざまな角度から依然見られることをスマートマネーは理解していると思う」と語った。

原題:
Giant VIX Options Trades Bet That Stock-Market Calm Won’t Last(抜粋)

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