, コンテンツにスキップする

イラン外務次官、核合意巡る協議の焦点は米制裁の一括解除に移行

  • 米国はアラグチ次官の発言について直接的な回答を避けた
  • 当事国は9日にウィーンで再度協議を行う予定

イランのアラグチ外務次官は8日、ウィーンで行われている核合意を巡る協議について、当事国は米国の対イラン制裁の一括解除に焦点を当てていると説明した。ただ、イラン側が制裁解除の見返りに何を提案したかは明らかにしなかった。

  イランの首席交渉官を務めるアラグチ氏は、「われわれは制裁の一括解除について交渉しており、どの制裁をどのように解除するのか詳細を詰めている。これら全てを正確にはっきりとさせる必要がある」と指摘した。

  米国はこれまで、イランに2015年の核合意で定められたウラン濃縮度の規定上限を順守させるために一方的に制裁を解除することを排除してきた。イランは、核合意を離脱したのは米側で、米国が最初に行動すべきだと主張している。

  米国務省のプライス報道官は、アラグチ氏の発言について直接的な回答を避けたが、イランが核合意を再び順守した場合に限り米国は制裁を解除するというバイデン政権の方針は変わらないと語った。

  同報道官はまた、協議に進展があったと指摘。「協議は建設的だった」としながらも、「過度な要求は恐らくうまくいかないだろう」と述べた。

  イランと欧州連合(EU)、中国、ロシア、米国は核合意再建に向けてウィーンで協議を続けており、9日に再度協議する予定。イランと米国は共に、協議中に直接的な話し合いや連絡は行わないとしている。

原題:Iran Says Talks Switch to Lifting U.S. Sanctions in One Step (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE