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3Gキャピタル共同創業者ら、不動産安値拾い-コロナ禍で好機到来

  • オフィス物件や小規模ショッピングセンター、賃貸アパートが対象
  • ブラジルの新型コロナ死者は34万人突破-新規感染者が最多更新

プライベートエクイティー(PE、 未公開株)投資会社3Gキャピタルの共同創業者らは、ブラジルでの不動産価格下落を投資の機会と位置付けている。同国経済は新型コロナウイルス感染拡大と政府の対応のまずさで大きく打撃を受けている。

  3Gキャピタル共同創業者で世界有数の富豪ジョルジェ・パウロ・レマン氏、マルセル・テレス氏、カルロス・アルベルト・シクピラ氏は小規模ショッピングセンター、オフィス物件、長期契約タイプの賃貸アパートへの投資を増やしつつある。その目的は、1日当たり死者数が世界最多レベルとなっている同国の新型コロナ禍で生まれた不動産投資の機会を捉えることだ。

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ジョルジェ・パウロ・レマン氏

  ブラジルの不動産会社サンカルロス・エンプレエンディメントスのファビオ・イチカワ最高財務責任者(CFO)は「今後1年半は商業用不動産にとって極めて厳しいものになり、売り手側は価格面で一段と柔軟となる傾向にあるため、買い時だ」と語った。同社は3Gの創業者らが立ち上げ、現在はその相続人らが所有している。

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マルセル・テレス氏

  ブラジルでは新型コロナによる死者が34万人余りに達し、1日当たりの新規感染者数が最多を更新している。ワクチン接種のペースは鈍い。

  こうした状況は、オフィス物件の購入、改装、転売を専門とするサンカルロスにチャンスを提供している。同社は2月にサンパウロ州のオフィスタワーの3階分を4400万ブラジル・レアル(約8億6000万円)で購入すると発表。またコチア市の小規模ショッピングセンターを3300万レアルで買収する取引も明らかにした。

  不動産価格動向指数(FipeZap指数)によると、サンパウロの商業用不動産価格は2月までの1年間で0.65%上昇したが、同期間のインフレ率5.2%を大きく下回っている。イチカワ氏は「市場の状況が悪いとき、最高の機会がめぐってくる」と語った。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、レマン、テレス、シクピラ3氏の資産の合計は約440億ドル(約4兆8100億円)。新型コロナの感染拡大が世界中の産業に打撃を与える中で、3氏など世界有数の富豪たちは価格が安くなった資産の積極的購入に動いている。

原題:3G Billionaires Snap Up Real Estate Bargains in Covid Hotbed (1)(抜粋)

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