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インドネシアの新SWF、3年以内に2000億ドル集める-ジョコ大統領

  • UAEや日本、米国、カナダから投資の約束を取り付け
  • 米テスラなどとも投資の可能性について話し合い-ジョコ氏

インドネシアのジョコ大統領は新しい政府系ファンド(SWF)向けに今後2、3年で2000億ドル(約21兆9000億円)を集める目標を定めた。国内経済はこれまで資源輸出に依存してきたが、バリューチェーン構築に向け投資を呼び込みたい考えだ。

  大統領は7日、ジャカルタの大統領官邸でインタビューに応じ、新SWF「インドネシア・インベストメント・オーソリティー」(INA)について、今年先に打ち出された調達目標額(1000億ドル)の倍となる数字を掲げた。 

  大統領によれば、INAは50余りのファンドマネジャーと協議しており、アラブ首長国連邦(UAE)や日本、米国、カナダから投資の約束をすでに取り付けた。発足時の規模は150億ドルだが、半年後には200億ドルに膨らむ見込み。

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Indonesian President Joko Widodo Interview

ジョコ大統領(4月7日、ジャカルタ)

写真家:Dimas Ardian / Bloomberg

  目標の「達成は可能だ」と大統領は明言。「投資家にポートフォリオ全体に投資するか、テーマ別ファンドを選択するかを選ぶ自由を与えている。これはユニークだと思う」と話した。

  INAのテーマ別ファンドはインフラやヘルスケア、観光、テクノロジー、カリマンタン島に計画されている新首都開発など多岐にわたる。外国からの直接投資誘致で長く出遅れていたインドネシアは、INAで長期開発の資金を賄い、資源輸出に頼らない経済への転換を狙う。

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  ニッケル埋蔵量で世界一のインドネシアが目指すのは、バリューチェーンの強化とバッテリー生産の中心地となることだ。独自の電気自動車(EV)バッテリー持ち株会社を最近設立したほか、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)や韓国のLG化学など世界的企業との合弁も探っている。

ジョコ大統領とのインタビュー

(出典:ブルームバーグ)

 

  ジョコ大統領は「グリーンエネルギーに向かって進めるよう、グリーンな製品を生産するグリーンエコノミーを築きたい」と述べた上で、米テスラなどとも投資の可能性について話し合いをしていると説明。「協議の進展をうれしく思っている。成果があるだろう」と語った。

原題:Jokowi Doubles Indonesia’s Wealth Fund Goal to $200 Billion(抜粋)

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