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Photographer: Wei Leng Tay/Bloomberg
Cojp

ゴルフ会員権が最高の投資先、コロナ特需で40%上昇-シンガポール

  • セントーサ・ゴルフクラブの会員権、国民は約2900万円
  • 旅行できないシンガポール人の間でゴルフがブームに

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シンガポールでは国境が閉ざされて1年余りになるが、新型コロナウイルスの感染者数は比較的少ない。そうした中でゴルファーたちがコースに押しかけ、予約が取りにくいほどになり、ゴルフコースの会員権価格は急騰している。

  HSBC女子世界選手権が今月開催されるセントーサ・ゴルフクラブの会員権価格は国民が35万シンガポール・ドル(約2900万円)、外国人が50万シンガポール・ドルと急騰した。新型コロナ流行前に比べると40%の値上がりで、ダウ工業株30種平均の上昇率の2倍だ。

Aerials Of The Lion City As Gross Domestic Product Contracts Most Since 2012

セントーサのゴルフコースと高級住宅街

Photographer: Darren Soh/Bloomberg

  セントーサの会員権価格は過去20年でほぼ300%上昇しており、国内の株式市場やS&P500種株価指数の配当を除くリターンを上回っている。

  小さな島国に閉じ込められたシンガポール人たちが新たにゴルフを始めたり、プレーの回数を増やしたりしていると、会員権ブローカーのリー・リー・ラングデール氏(71)が述べた。

  「シンガポール人たちはどこへも行くことができないので、旅行に使うつもりのお金をゴルフ会員権に投資すれば国境が開くまでの間プレーできると考えた」と、自身もゴルフをする同氏はシンガポール・アイランド・カントリー・クラブ(SICC)ですしの昼食を取りながら語った。

Singapore Golf Boom

Pandemic, course closures drive golf membership prices to new records

Source: Singolf Services Pte

  同氏によると、シンガポール人だけでなく、香港と中国を中心とした外国人もシンガポールのゴルフ会員権を購入し、値上がりに拍車をかけている。シンガポールの永住権を持っている人もあるが、最近シンガポールに来てゴルフ会員権を良い投資先だと考えた人もいるという。

  「シンガポールに引っ越してくる人の一部は非常に裕福で、お金を使うことをいとわない。そういう人はほんの一握りだが、価格に影響を与えている」とラングデール氏は話した。

Pricier Than Augusta, Golf Club Memberships Soar in Singapore

チャンギ空港に近いタナメラ・カントリー・クラブ

Photographer: Wei Leng Tay/Bloomberg

  セントーサほどではないが、他のコースの会員権も値上がりしている。1891年に設立されたSICCは2001年の安値から84%上昇し、22万5000シンガポール・ドル。チャンギ空港に近いタナメラ・カントリー・クラブは53%値上がりして16万8000シンガポール・ドル。

  マスターズトーナメントが行われる米ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの会員権価格は秘密だが、4万ドル(約440万円)前後だと言われている。この価格はアジアで超高額コース、例えば東京の小金井カントリー倶楽部を大幅に下回る。会員権業者の桜ゴルフによると、同倶楽部の会員権は総額約52万ドルだ。

Pricier Than Augusta, Golf Club Memberships Soar in Singapore

パブリックのマリーナベイ・ゴルフコースで夜間ゴルフを楽しむ人々

Photographer: Wei Leng Tay/Bloomberg

Pricier Than Augusta, Golf Club Memberships Soar in Singapore

昼間のマリーナベイ・ゴルフコース

写真家:Wei Leng Tay / Bloomberg

原題:
A $260,000 Golf Club Membership Is Singapore’s Top Pandemic Buy(抜粋)

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