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4月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が反落、ハイテク銘柄に売り-ドル指数は4日続落

  6日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は前日記録した過去最高値をわずかに離れた。米国債は上昇。

  • 米国株、反落-アルケゴス関連株は乱高下
  • 米国債は続伸、10年債利回り1.66%
  • ドル指数4日続落、米利上げ観測が後退-ユーロ高い
  • NY原油は反発、成長見通し改善でコロナ懸念和らぐ
  • NY金は上昇、米国債利回り低下やドル下落で

  テクノロジー銘柄の下げがS&P500種の重しとなり、小売株の上昇分を相殺した。ダウ工業株30種平均とナスダック100指数も下げた。アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連する株式は乱高下。クレディ・スイス・グループはアルケゴスのポジション破綻に関連した株式20億ドル(約2200億円)余り相当を処分したと関係者が明らかにした。バイアコムCBSや唯品会(ビップショップ・ホールディングス)は寄り付きで売られたものの、大幅上昇で終えた。

  S&P500種は前日比0.1%安の4073.94。ダウ平均は96.95ドル(0.3%)安の33430.24ドル。ナスダック総合指数は0.1%低下。ニューヨーク時間午後4時41分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.66%。

  バンク・オブ・アメリカのデータによると、1-3月(第1四半期)は世界の株式ファンドへの純流入額が3720億ドルで過去最高となった。大規模経済対策と景気回復期待が背景にある。

  アライ・インベストのチーフ投資ストラテジスト、リンジー・ベル氏は「株式相場のモメンタムは強く、それは疑いようがない」と指摘。その上で「市場は一息つこうとしているのかもしれない。投資家はプラス材料をすべて消化し、それがどの程度織り込まれたのか、インフレなど不確実なリスク要因と絡めて見極めようとしているためだ」と述べた。

  外国為替市場ではドルが下落。堅調な米雇用統計を受けて広がった米利上げ予想が後退し、米国債利回りに連れる格好で下げた。ユーロは対ドルで2週間ぶり高値となった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下した。4営業日の連続安はここ1カ月余りで最長。ドルは対円で0.4%安の1ドル=109円73銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.1877ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。経済成長見通しに明るさが増していることや、夏季の旅行が増えるとの予想を背景に、新型コロナ感染再拡大の影響を巡る警戒が和らいだ。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は68セント(1.2%)高の1バレル=59.33ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント6月限は59セント高の62.74ドル。

  金相場は上昇。スポット相場は約1週間ぶりの高値となった。米国債利回りの低下を受けて、利子を生まない金の投資妙味が相対的に高まった。ドルの下落も、他通貨を保有する投資家にとって金の魅力が増す要因となった。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後1時52分までに、前日比0.8%高の1オンス=1742.82ドル。一時は3月25日以来の高値を付ける場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.8%高の1743ドルで終えた。

原題:Stocks Decline After Rally to Record; Bonds Climb: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Declines With Treasury Yields; Euro Advances: Inside G-10(抜粋)

Oil Gains With Stronger Growth Outlook Allaying Virus Concerns(抜粋)

Gold Rises to Highest in More Than a Week as Dollar Slips(抜粋)

◎欧州市況:株が最高値を更新、景気回復に期待-イタリア債は下落

  6日の欧州株は上昇。ストックス欧州600指数は過去最高値を更新した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前に記録した前回の高値更新から1年以上が経過し、投資家は域内のワクチン接種の遅れよりも世界的な景気回復見通しに目を向けた。

  ストックス600は前営業日比一時1%高の436.47を記録、0.7%高の435.26で取引を終えた。従来の最高値は昨年2月19日の433.9だった。鉱業や自動車などのシクリカル銘柄を中心に買いが広がり、旅行・娯楽株も値上がりした。

  イースター(復活祭)の連休から明けた欧州株市場は前日の米国株高に連れた。米国の経済統計はあらためて景気回復の勢いが増していることを示唆した。

  米JPモルガン・チェースや仏アムンディなど域内の有力な資産運用会社は、フランスやイタリアといった欧州主要国のロックダウン(都市封鎖)やワクチン接種の遅れを巡る懸念があるものの、今年は欧州株のパフォーマンスが米国株を上回る可能性があるとみる。 

  欧州債市場ではイタリア債が下落。同国は約5年ぶりとなる50年債を含む複数の国債を発行する計画で、銀行団が発行を引き受けた。ポルトガル債も国債発行の見通しだ。中核国債は米国債の上げ幅拡大に伴い下げを縮めた。

主要国債の利回り
ドイツ10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.32%
イタリア10年債利回りは6bp上昇の0.70%
フランス10年債利回りは1bp上昇のマイナス0.07%
英10年債利回りはほぼ変わらず0.80%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:European Stocks Claw Back Record High, Erasing Pandemic Losses、Italian Bonds Tumble on 50-Year Sale; End of Day Curves(抜粋)

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