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Photographer: Bloomberg/Bloomberg
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「ミーム銘柄」熱狂冷める-ウォール街は「大きな審判の時」見込む

  • 個人投資家の集団的な影響力が低下するだろう
  • 37銘柄で構成される指数、2-3月にほぼ変わらず

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オンライン掲示板「レディット」に群がるデイトレーダーらによって、2021年1-3月(第1四半期)は現代史上で最も株式市場の熱狂が高まった時期の一つとなった。今後何年にもわたりこの話題を巡り書籍が複数書かれることは間違いないだろう。

  これら個人投資家は団結して注目が低かった多数の銘柄を数百、数千パーセントも押し上げるとともに、下落に賭けていた幾つかの大型ヘッジファンドに打撃を与えた。しかし、こうした動きは失速しつつあるように見える。

  個人投資家に最も人気のある「ミーム銘柄」37銘柄で構成される指数は、1月に150%近く上昇したが、その後2カ月はほぼ変わらず。これら37銘柄は株式市場の熱狂の最中にロビンフッド・マーケッツが顧客に取引を禁止した50銘柄の中に含まれる。

  こうしたミーム銘柄の横ばいの動きについてウォール街のベテランと話したら、避けられない下落の始まりだとの見方を示すだろう。

  少なくとも短期的には、これらの銘柄の弱いファンダメンタルズが問題なのではない。驚くべきことに熱狂的なデイトレーダーはこの事実を無視できていた。それよりむしろ、新型コロナウイルス禍が徐々に収束に向かい、経済が再開するのに伴い、これらの投資家の多くはオフィスに復帰して外食し、近隣や遠方への旅行に出かけるだろう。そうした中で、ロビンフッドのアカウントに夢中になるのをやめる可能性もある。

  つまり、ミーム銘柄に対する個人投資家の集団的な影響力は低下することが見込まれる。

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏は「人々は他のことをするのではないか」とし、いつかは「大きな審判の時」を迎えるだろうと指摘。 「私はそれを確信している」と述べた。

Basket of popular meme stocks has been flat over the past two months

  ウォール街は大まかに言うと、今四半期の一時期にレディットに群がる個人投資家を読み間違えていたため、今回の分析もまた間違っていることはあり得る。しかし、暫定データはウォール街の見方が正しいことを示す。

  最近の報道によると、ワクチン接種を受けた米国人が長く待ち望んでいた旅行の準備を進めていることが示唆されている。グーグルの検索トレンドの指標であるグーグルトレンドによると、「グーグルフライト」の検索の人気度は4月3日終了週にピークの100に達した。一方、「株取引」や「投資」などの検索の人気度は急低下している。

  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は、米国の「直接給付金が個人投資家の取引に及ぼす影響は弱まっている」と分析した。

届き始めた米直接給付金、使い道は旅行がトップか-株式ではなく

原題:
As Meme Stock Mania Fizzles, Wall Street Sees ‘Big Reckoning’(抜粋)

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