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Photographer: Billy H.C. Kwok/Bloomberg
cojp

世界経済にリスク「危険なほどのばらつき」-回復基調でも

  • 米中が回復をリード、ユーロ圏や新興市場国が後れを取る
  • 年間では少なくとも60年代以降最高の成長率に-ブルームバーグ予想

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世界経済は今年、この半世紀余りで最も高い成長に向けた軌道にあるとみられるが、ばらつきもあり新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準をすぐには回復しないかもしれない。

  国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合がオンライン形式で今週開かれる。米国はバイデン大統領の下で巨額の経済支援策を打ち出し、世界経済を守る上での中心的な役割を取り戻しつつある。2日に発表された3月の米非農業部門雇用者数の伸びは昨年8月以来最大だった。また中国も、支援策の一部を巻き戻し始めてはいるが、世界経済のけん引役となっている。

  ただ、2008年の金融危機後と異なり、回復には偏りが見られる。ワクチン接種のペースと財政支援に差があることが一因だ。遅れているのは新興市場国の大半やユーロ圏で、フランスとイタリアでは感染抑制に向けた制限措置が拡大されている。

  IMFのゲオルギエワ専務理事は先週、「見通しは全体的に改善しているが、危険なほどにばらつきがある」と語った。

Brighter Trade Outlook

The WTO expects trade will rebound 8% in 2021 and 4% in 2022

Source: World Trade Organization 

  結果として、米中に続き世界各国の経済がパンデミックから完全に回復するには数年を要する可能性もある。

  ばらつきはブルームバーグ・エコノミクスの見通しでも示されている。世界経済は今年1-3月(第1四半期)に前期比約1.3%増を見込むものの、米国が回復する一方で日本とフランス、ドイツ、イタリア、英国はマイナス成長を予測。中国はブラジルとロシア、インドを大きく上回る成長が予想されている。ただ、年間では世界経済は6.9%の成長と見込んでおり、これは記録のある1960年代以降で最速ペース。

U.S. economy added 916,000 jobs in March, the most since August

2021 Rate Decisions

Turkey, Russia and Brazil all raised borrowing costs last month

Source: Bloomberg

原題:World Economy Risks ‘Dangerously Diverging’ Even as Growth Booms(抜粋)

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