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中国が「大き過ぎてつぶせない」銀行の資本要件強化案-リスク抑制

  • 法定自己資本比率に対し0.25-1.5%の資本要件上乗せ
  • 危機後の立て直し計画と事業継続不能に備え「生前遺言」案も必要に

中国の金融監督当局はシステム上重要な国内銀行の資本要件を引き上げ、49兆ドル(約5420兆円)規模に上る業界のリスク抑制と安定維持を図る方針だ。

  中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が2日公表した規定草案によれば、「大き過ぎてつぶせない」銀行は5種類に分類され、これらの銀行には法定の自己資本比率に対し0.25-1.5%の資本要件上乗せが課せられる。

  銀行はまた、危機からの立て直しに向けた詳細な計画に加え、事業継続できない場合に備えた資産処分計画を含む「生前遺言」案をまとめる必要がある。

  中国当局は今年、国内30大銀行の資産分析を通じシステム上重要な銀行に関する評価を開始。デリバティブ(金融派生商品)やウェルスマネジメント業務といった事業の複雑さや、他の金融機関との相互関連性も審査される。

  中国工商銀行と中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行はいずれもグローバルなシステム上重要な銀行(G-SIB)と見なされている。

  銀保監会は現在、国有の大手銀行に自己資本比率を11.5%以上とすることを義務付けている。資本要件強化の規定草案については、5月1日まで一般から意見を受け付ける。

原題:China Drafts Tougher Capital Rules for Too-Big-to-Fail Banks(抜粋)

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