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米新規失業保険申請、予想外に増加-労働市場の回復なお不安定

更新日時

先週の米新規失業保険申請件数は市場の予想に反して増加した。ただ、労働市場が緩やかながらも完全回復に向かって進む中、新型コロナウイルス流行が始まって以降の最低水準付近にとどまった。

キーポイント
  • 新規失業保険申請件数(3月27日終了週)は通常の州プログラム下で前週比6万1000件増の71万9000件
    • ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は67万5000件
    • 前週は65万8000件(速報値68万4000件)に修正
      • グレートリセッション(大不況)期のピークを下回る
Filings for U.S. initial jobless benefits unexpectedly climbed last week

  失業保険申請件数の予想外の増加は労働市場の回復が不安定なものになることを浮き彫りにし、新型コロナ流行を要因に失われた数百万の雇用を取り戻すには時間がかかることを示している。一方でワクチン接種が増加し、事業活動の制限措置は緩和されており、雇用の伸びが今後数カ月に加速するとみられている。

  失業保険申請件数は季節調整前ベースで、バージニアやケンタッキー、ジョージアなどの州で前週から大きく増えた。

  失業保険の継続受給者数(20日終了週)は379万人に減少。労働市場の改善をある程度反映しているが、州プログラムの給付期間が終了し連邦プログラムに移行した人が多いことも示している。

  長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)の継続受給者は13日終了週に552万人に減少。PEUCは州プログラムの給付期間が終了した人に補償を提供する。 

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの新規申請件数は先週、計23万7025件だった。

  同時に発表された2016-20年の失業保険申請件数と継続受給者数の改訂値によると、今回の新型コロナ流行局面での失業保険申請のピークは通常の州プログラム下で614万9000件と、従来発表の686万7000件から修正された。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Jobless Claims Rise as Labor Market Recovery Remains Choppy(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します)
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