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アジア株は失速か、域内企業の利益見通し改善に頭打ちの兆し

  • アジア企業、向こう1年の利益予想は2月末からほぼ変わらず
  • アジア株の最近の弱さは利益見通しの伸び鈍化も一因とJPモルガン

アジア企業は利益見通しが急速に回復し、アジア株の上昇を後押ししてきたが、改善が頭打ちとなる初期の兆候が表れた可能性がある。

  ブルームバーグの集計データによれば、 MSCIアジア太平洋指数の構成企業のうち、1-3月(第1四半期)の利益が予想を下回った割合は約36%と、昨年10-12月(第4四半期)の30%から増えた。向こう1年の1株利益予想は2月末からほとんど変わっていない。

Asia stocks' 12-month earnings estimates have returned to pre-pandemic level

  JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミクソ・ダス氏は「日本を除くアジア企業の昨年第4四半期の利益は全般に予想と一致したが、修正は下向きになり始めた。当行は1月から2022年の数字が高過ぎるように思われると主張してきた」と電子メールでコメントした。

  域内の企業活動はまだ正常に戻っていないが、新型コロナウイルス感染拡大の抑制とワクチン接種の進展、中国などの堅調な景気回復を背景にMSCIアジア太平洋指数の構成企業の利益見通しは2月末にパンデミック(世界的大流行)前の水準を回復した。

  JPモルガンは29日のリポートで、アジア株の最近の弱さは利益見通しの伸び鈍化も一因と分析した。MSCIアジア太平洋指数は2月の高値から7%下落。世界株の指標、MSCI・ACWI指数の下げは約2%にとどまっている。

Asia-Pacific stocks are back underperforming their global peers

原題:
Asia’s Stellar Profit Recovery May Be Showing Signs of Stalling(抜粋)

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