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Photographer: I-Hwa Cheng/Bloomberg
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ドイツ、アストラ製ワクチン使用を60歳以上に限定するよう勧告へ

  • ベルリン州、60歳未満の使用停止-副反応の恐れ示す新データ
  • まれな脳血栓が31人に発生、2人除く全員が20歳から63歳の女性

ドイツはアストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンの再検証を進めており、使用を60歳以上に限定することを勧告する計画だ。これより先、首都ベルリンの当局は危険な副反応を示している可能性がある新たなデータが現れたとし、60歳未満の接種を停止したと発表した。

  ベルリン州保健相のディレク・カライチ氏は、独医薬品規制当局パウル・エールリヒ研究所と独立機関である予防接種常設委員会(STIKO)が新たな勧告を出すと明らかにした。

  事情に詳しい関係者によると、STIKOはアストラ製ワクチンの接種を高齢者に限定するよう勧告する草案を作成した。ただ、医師の判断で若年層の接種も可能にする余地は残すという。最終決定は下されておらず、4月1日にも発表される可能性があると、関係者は述べた。

  ドイツ各州の保健担当相も30日中にアストラ製ワクチンについて連邦政府当局者と協議する。連邦政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所(RKI)の報道担当者は、ワクチン担当の委員会がアストラ製ワクチンに関する最新情報を精査していると認めた。

  ベルリン州の接種停止は、31人にまれな脳血栓が発生したとの報告を国のワクチン監督当局から受けたため。このうち9人が死亡したといい、2人を除く全員が20歳から63歳の女性だった。

  同ワクチンを巡っては、ノルウェーが接種の中断を続けているほか、フランスなど諸国は年齢制限を課している。

原題:Germany Probes Astra Vaccine After Berlin Partly Halts Use (1)Germany to Recommend Astra Vaccine Use Only for People Over 60(抜粋)

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