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FTSEラッセル、3年かけて中国国債を指数に組み入れ-10月から

  • 1年間で組み入れ完了予定だったが、市場参加者の意見を踏まえ変更
  • GPIFなど日本の投資家はWGBIを重視

FTSEラッセルは債券の旗艦指数「FTSE世界国債インデックス」(WGBI)に中国国債を10月から3年かけて段階的に組み入れ、最終的なウエートを英国債を若干上回る6番目の大きさとする。

  同社の発表資料によれば、1年間で組み入れを完了する予定だったが、市場参加者の意見を踏まえ、3年間に伸ばした。25日時点の価格に基づくと、中国国債は市場価値加重ベースでWGBIの5.25%を占めるようになる。

  世界的なファンドはすでに中国国債に投資しているものの、3年を要する組み入れプロセスは市場の流動性などの問題を懸念する投資家の存在を示唆している。世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は中国国債を巡るFTSEラッセルの決定を待つ姿勢を示していた。

  スタンダードチャータードの中国マクロ戦略責任者、劉潔氏は「中国本土の債券市場に一部投資家がアクセスするプロセスが依然として遅い状況を浮き彫りとし、ここにはWGBIの重要利用者の一角である日本の保険会社も恐らく含まれるのだろうが、それでも世界から中国への幅広い投資を促す非常に良いニュースだ」とコメントした。

Foreign buying of Chinese government bonds hit record last year

  劉氏は組み入れによる中国国債への流入総額を1300億-1560億ドル(約14兆3300億-17兆2000億円)と予想。今年の外国勢による買いが最大1兆5000億元(約25兆1900億円)と、2020年を少なくとも30%上回る規模に拡大する可能性があるとみている。

  HSBCホールディングスとメイバンク・キムエンは流入総額を1300億ドルと見積もっている。

  GPIFなど日本の投資家はWGBIを重視。財務省の国際収支データによると、日本勢による中国債購入は16年終盤に増え始め、そのペースは過去2年間に加速した。

Chinese bonds still offer wide spreads over Treasuries

原題:China FTSE Bond Index Inclusion to Take Much Longer Than Planned(抜粋)

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