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中国、香港選挙制度変更の本土手続き完了-統制強化で欧米対立激化も

  • 全人代常務委、香港選挙制度見直し案可決-習氏は主席令に署名
  • 一国二制度を本当に守る人々を選ぶことが可能-香港選出の譚耀宗氏

中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は30日、香港選挙制度の見直し案を全会一致で可決した。行政長官の選出と立法会(議会)の構成・投票手続きを定める香港基本法(憲法に相当)付属文書1と2を改正した。欧米との対立がさらに深まる可能性がある。

  国営新華社通信の報道によると、習近平国家主席は同日、改正を公布するための主席令に署名した。見直しの柱は先の全人代で決定した中国共産党に忠実な愛国者であるかどうか候補者資格を調べる「審査委員会」の新設だ。

CHINA-FUJIAN-XI JINPING-INSPECTION (CN)

習近平国家主席(3月24日、福建省)

  香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によれば、審査委は10人弱で構成され、国家安全部門当局者が全メンバーを選ぶ計画。定数が70から90に拡大する立法会では直接選挙枠はこれまでの35から20に縮小される一方、増員される選挙委員会への割り当て枠は40になるという。

  全人代常務委で唯一の香港選出委員、譚耀宗氏はSCMPに対し、「これは香港を混乱させる人々が選挙委や立法会に選挙を通じて入ってくるのを実質的に防ぐことになる」と説明。「これで問題を起こす人々ではなく、『一国二制度』の原則を本当の意味で守り、香港社会と市民に奉仕することができる人々を選ぶことが可能になる」と述べた。

原題:Xi Finalizes Hong Kong Election Changes, Cementing China Control、China NPC Approves Revisions on Hong Kong Electoral System(抜粋)

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