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ロビンフッドのトレーダー、市場への影響力は資産の5倍-研究

  • 昨年4-6月に時価総額を市場全体で1%、小型株で20%押し上げ
  • 個人投資家層が拡大すれば市場のボラティリティー高まる可能性

個人投資家は株式市場のおけるシェアよりもはるかに大きな影響力を及ぼしていることを、スイス金融研究所(SFI)の研究者の試算が示した。

  学術論文保管サイト、SSRNに掲載された論文によると、2020年4-6月(第2四半期)に個人投資家は推定資産の5倍の影響力をもたらした。この間の株式時価総額を市場全体で1%、小型株で20%押し上げた。論文はフィリップ・ファン・デル・ベック、コラリー・ジャナン両氏が執筆した。

  両氏は論文で、株取引アプリのロビンフッドの需要について、2020年「1-3月(第1四半期)にみられたマイナスのリターンを大幅に緩和した」とした上で、「リターンに対する影響力は相場回復期にさらに顕著だ」と指摘した。

  研究によると、ロビンフッドのトレーダーが米株式市場の時価総額全体に占める割合は推定0.2%だが、新型コロナウイルスによる相場低迷からの回復が本格的に始まった昨年4-6月期に、株式リターン変化の10%を占めた。個人投資家は機関投資家より相場の変化に強く反応するためだとしている。

The coronavirus pandemic kickstarted a frenzy in U.S. equity trading

  こうした個人投資家の動きは相場が崩れた局面で米株式市場に「かなりの」流動性を提供したが、この投資家層が拡大すれば、株式市場のボラティリティーが今後、高まる可能性がある。

原題:
Robinhood Traders Pack a Punch Five Times Size of Their Assets(抜粋)

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