コンテンツにスキップする

アルケゴスで動揺しない米株市場、「酔って事故に巻き込まれる」のか

投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントが絡むポジションが強制的に清算されたことで、複数の世界的金融機関が多額の損害を被る可能性がある。米有名メディア、バイアコムCBSの株価は急落。米証券取引委員会(SEC)はこの状況を監視していると表明した。

  ただ、29日の米株式市場でS&P500種株価指数は0.1%未満の下落にとどまった。アルケゴスの問題は、投資家にとって米株式相場の異様なほどの堅調さを示す新たな一例となったようだ。

  米連邦準備制度による保護的な措置の恩恵にあずかる米株式市場は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)やヘッジファンドを巡る混乱でも崩れなかった。だが連邦準備制度がこうした闘いを永遠に続けることはできないと警告を発する市場関係者もいる。

  ブリークリー・アドバイザリー・グループのピーター・ブックバー最高投資責任者(CIO)は、「ゼロ金利政策や量的緩和(QE)策を続ける連邦準備制度は、可能な限り多くの酒を振る舞おうとしているバーテンダーのようなものだ」と指摘し、26日の混乱を引き合いに出しながら「多くの人がリスクに酔って事故に巻き込まれる」と述べた。

S&P 500 flat as traders appraise potential Archegos-linked damage
関連記事

原題:Archegos Drama Hardly Ruffles a Market That’s ‘Drunk on Risk’(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE