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中国の大手銀行、昨年10-12月は予想以上の業績回復-工商銀44%増益

  • 中国建設銀行は56%増益、交通銀行49%増益
  • 銀行業界の利益・バリュエーション回復は始まったばかりとの指摘

資産規模で世界最大の銀行、中国工商銀行など中国大手銀行の2020年10-12月決算は少なくとも10年ぶりの大幅増益となった。新型コロナウイルス流行後の経済成長加速で与信需要が伸び、不良債権を巡る圧力も後退したことで、予想以上に力強い復調ぶりを示した。

  26日の決算発表で、工商銀は10-12月期の純利益が前年同期比44%増の872億3000万元(約1兆4600億円)、中国建設銀行は56%増の652億元、交通銀行は49%増の256億元となったことを明らかにした。それぞれアナリスト予想を大きく上回った。

  中国国際金融(CICC)の張帥帥氏らアナリストはリポートで、「銀行セクターにおける利益とバリュエーションの回復は始まったばかりだ」と指摘。香港株式市場で本土銀行の銘柄が今後1-4四半期に45%余り値上がりする可能性があるとした上で、中国経済の2021年成長率が9%程度に達するとの予測を示した。

  ただ株価純資産倍率(PBR)は引き続き記録的低水準だ。工商銀の予想PBRは0.56倍。米JPモルガン・チェースは1.8倍、英HSBCホールディングスは0.7倍となっている。

China banks' bad loans dropped for first time in two years

原題:China’s Mega Banks Poised to Rally After Fastest Profit Rebound(抜粋)

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