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日銀、中銀デジタル通貨の連絡協議会設置-概念実証を4月開始

更新日時
  • 必要ならパイロット実験も検討、民間との対話必要-内田理事
  • 現時点で発行計画はない、環境変化への対応に準備必要

日本銀行は26日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する連絡協議会を設置し、第1回会合を開催した。内田真一理事はあいさつで、4月からCBDCの基本機能などを検証するための概念実証(フェーズ1)を開始すると表明した。

  会合は、概念実証の内容や進ちょく状況について金融機関や政府と情報共有を図るのが狙いだ。内田理事は、概念実証を踏まえて必要と判断されれば「民間事業者や消費者が実地に参加する形でのパイロット実験も視野に入れて検討する」と語った。

  日銀では現時点でCBDCを発行する計画はないという。昨年10月に中央銀行デジタル通貨に関する取り組み方針を公表した後、実証実験の実施に向けた検討を進めてきた。

  CBDCを巡っては、中国人民銀行が発行するデジタル人民元のパイロット実験がすでに行われている。日銀は欧米の中銀と連携しながら研究を進めており、黒田東彦総裁は16日のイベントで「今後のさまざまな環境変化に的確に対応できるよう、しっかり準備しておくことが重要だ」と述べた。

(内田理事のあいさつの内容を追加して更新しました)
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