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米国株安を期末のリバランスのせいにすべきでない-コラノビッチ氏

  • リバランスの影響はS&P500では限定的-コラノビッチ氏が試算
  • 期末のリバランスの影響は「短期的な上向きの動き」になる可能性も

利益の出ている投資をポートフォリオ調整のため処分しなければならない年金などの巨大ファンドによる売りが最近の米国株安の原因だとする考え方には用心した方がいい。JPモルガン・チェースのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏はこう警告する。

  今週の株安・債券高を説明するのに月末や四半期末に行われるリバランスの慣行が持ち出されているが、コラノビッチ氏の計算では、その影響はランダム過ぎて投資の前提にはできないことが示されていると同氏は話す。

  月や四半期の債券と株式のパフォーマンス差を考慮して過去のデータを分析すると、S&P500種株価指数はリバランスの結果として30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の上下動が示された。また同氏のモデルでは、小型株が市場に後れを取っているため、指標のラッセル2000指数は勢いづくはずだという。しかし、S&P500種は直近の高値から2%余り、ラッセル2000指数は8%それぞれ値下がりしている。

Stocks have given up some gains heading into month-end while bonds bounce back

  コラノビッチ氏は顧客向けリポートで、四半期末のオペレーションが市場を動かすと考えられているという事実が、時には売買機会を生み出すこともあると指摘。多くの投資家は依然として株式を好みながらも、株売りにつながるイベントとして広く話題になる月末および四半期末のリバランスを恐れているが、「市場への影響はプラスになり短期的に上向きの動きになるかもしれないと投資家に忠告する」と記した。

原題:Marko Kolanovic Says Stop Blaming Rebalancing for Stock Losses(抜粋)

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