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欧州委員長、EUとの契約履行するまでアストラのワクチン輸出認めず

  • 契約で義務付けられた量を提供していない-フォンデアライエン氏
  • 一部の欧州首脳、フォンデアライエン委員長よりも輸出禁止に消極的

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は25日、英アストラゼネカが欧州連合(EU)に確約した新型コロナウイルスワクチンの供給の義務を果たすまでは、同社製ワクチンの域外への輸出は認められないとの見解を示した。

  同委員長はオンライン形式のEU首脳会議後の記者会見で、24日に公表したワクチン輸出規制厳格化の根拠を説明。「全ての製薬会社が契約を履行していれば」、ワクチン接種は「はるかに速く進んだだろう」と述べ、責任はメーカー各社にあるとした。

  同委員長はさらに、「アストラゼネカがコミットした数量は契約したものより少ない」と指摘した。

  輸出禁止案に対し、首脳会議前に一部加盟国政府は冷ややかな反応を示したものの、同会議では撤回を目指す動きはみられなかった。ただ、一部の首脳がフォンデアライエン委員長ほど積極的でないことは明白だった。

  同委員長が首脳らに提示した統計によると、EU域内で昨年12月1日以降に6200万回の接種が行われたのに対し、ワクチンメーカー各社はEUで製造されたワクチン7700万回分を域外に輸出した。EU当局者によれば、このうち2100万回分は英国に輸出された。

英EUが共同声明、コロナワクチン巡り交渉へ-対立解消示唆

原題:Von Der Leyen Says Astra Can’t Export Shots Till EU Supplied (2)(抜粋)

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