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クレディSのグリーンシル問題調査、CEOらの役割も対象に-関係者

  • ファンド販売の経緯やグリーンシルとの関係巡り行内で検証進む
  • クレディS、グリーンシル関連の訴訟リスクを懸念

破綻した英金融ベンチャー、グリーンシル・キャピタルとの取引を調査しているクレディ・スイス・グループは、トマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)ら経営幹部が果たした役割についても調べている。事情に詳しい複数の関係者が述べた。

  関係者の1人によると、クレディ・スイスは自行のウェルスマネジメント顧客を含む投資家にサプライチェーン・ファイナンス・ファンドが販売された経緯や利益相反の管理、グリーンシル・キャピタルの共同創業者レックス・グリーンシル氏との事業関係について検証を進めている。グリーンシル氏との取引は、クレディ・スイスの3部門に広がっていたという。

  クレディ・スイスはウルス・ローナー会長や監査およびリスク担当委員会の責任者らで構成する特別危機委員会が活動を再開し、グリーンシル問題を監督していると、同行が年次報告書で明らかにした。

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トマス・ゴットシュタインCEO

  グリーンシルと共同で運営していた100億ドル(約1兆920億円)規模のファンドがバリュエーション懸念から凍結を強いられるなど、クレディ・スイスは1年前のスパイ疑惑以来最悪の危機に見舞われている。すでに投資家が訴訟に踏み切る構えを見せているほか、金銭的な損失の発生や規制当局の監視強化も予想される。今月には、資産運用部門責任者のエリック・バーベル氏を更迭し、ウルリッヒ・ケルナー氏を後任に充てると発表した。

  クレディ・スイスの広報担当者はコメントを控えた。

  幹部らは調査に協力しており、ゴットシュタインCEOが地位を危うくするような行動をとったことを示唆する証拠は今のところないと、関係者の1人は述べた。それでもファンドの損失や投資家の訴訟などで生じる影響について、取締役会は懸念しているという。

原題:
Credit Suisse Greensill Probe Examines Role of CEO, Executives(抜粋)

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