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ソロス・ファンド30%リターン-「安全」運用だったCIOが戦略転換

  • フィッツパトリック氏、安全で保守的との評判を変えようと決意
  • 1年前に40億ドルを市場に投資、2月まで1年間のリターン約30%

資産家ジョージ・ソロス氏のファミリーオフィス「ソロス・ファンド・マネジメント(SFM)」は、ドーン・フィッツパトリック最高投資責任者(CIO)の下、安全で保守的であり、野心的ではないとの評価を受けるようになった。

  フィッツパトリック氏はこうした評判を変えようと決意している。1年前の新型コロナウイルス流行に誘発されたショック時に、同氏は40億ドル(約4370億円)を市場に投じた。価格が崩壊し、レバレッジ解消を強いられる局面で戦略を転換し、住宅ローンなどの資産を割安価格で購入した。SFMは今年2月末までの1年間にほぼ30%のリターンを上げ、運用資産は現在270億ドルとなっている。

  フィッツパトリック氏(51)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「変調とみられる局面では、事実と状況による裏付けがあれば、倍賭けするだけでなく、3倍賭けする用意がわれわれにはある」と発言。「われわれが生み出すリターンとリターンの質で、いかなる資産運用会社やヘッジファンドにも闘いを挑む」と述べた。

ドーン・フィッツパトリック氏

出典:ブルームバーグ

  元ヘッジファンドマネジャーのフィッツパトリック氏は、SFMをより機敏な組織に立て直すことに4年間を費やしてきた。同氏のCIO就任前から在籍していたポートフォリオマネジャーの多くを解雇するなどした。

原題:Soros Chief Fitzpatrick Casts Off ‘Safe’ Label With 30% Gain (1)(抜粋)

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