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パウエル議長、米経済が「ほぼ完全に回復」するまで支援継続へ

更新日時
  • 歴史的な大型財政支出、その大部分は議会のおかげ-パウエル氏
  • 「時間をかけて非常に漸進的かつ高い透明性もって」緩和策を縮小へ

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パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は25日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応した異例の金融支援について、米経済が「ほぼ完全に回復」するまで巻き戻すのを待つ姿勢を示した。

  パウエル議長は米公共ラジオNPRのインタビューで「われわれの目標に向かってさらに大きく前進すれば、徐々に米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の購入額を縮小していくだろう。その後さらに長期的には、利上げを可能にするためのテストを設定している」と発言。「つまり、経済がほぼ完全に回復した時に、時間をかけて非常に漸進的かつ高い透明性をもって、緊急時に導入した緩和策を引き揚げていくことになる」と述べた。

Ready, Set ... Go!

Fed officials growing more upbeat on economy and job market, see firmer inflation

Source: Federal Reserve

Note: Median ests. GDP, PCE price index are 4Q/4Q, unemployment is average for 4Q of year

  この日発表された新規失業保険申請件数(20日終了週)は市場の予想以上に減少し、1年ぶりの低い水準となった。ワクチン接種が進み、多くの州で事業活動の制限が緩和される中、労働市場が改善していることが示唆された。

米新規失業保険申請、予想以上に減少-パンデミック以降で最少 (1)

  連邦公開市場委員会(FOMC)は先週開催した定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定。資産購入については月額1200億ドル(約13兆円)を維持し、最大限の雇用と物価安定の達成に向けて「一段と顕著な進展」があるまでこのペースを継続するとあらためて表明した。

FOMC、ゼロ付近の金利維持を引き続き予想-物価急伸は短期間 (2)

  FOMC参加者の四半期経済予測では、2021年の国内総生産(GDP)は6.5%増に上方修正された。これについてパウエル議長は、ワクチン接種拡大と米政府による歴史的な大型財政支出を反映したものだと説明。「8500万人程度の米国民が少なくとも1回目のワクチンを接種した。1日当たりでは250万人だ。これにより、当初想定されていたよりも早期の経済再開が可能になるだろう」と述べた。

  さらに「米経済がこれまで受けた財政面での支援は歴史的な規模の大きさだ。その結果、経済活動が高まり雇用が上向くだろう」と指摘。「その大部分は議会のおかげだと考える」と続けた。

原題:Powell Says Fed Won’t Stop Until U.S. ‘All But Fully Recovered’(抜粋)

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