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台湾の水不足深刻化、非常警報も発令-TSMCはタンクローリー活用

  • 台中市のサイエンスパーク内企業向けの水供給15%減-4月6日から
  • 台中にはTSMCと米マイクロンが半導体製造施設を置く

台湾は過去数十年で最悪の水不足への対応を強化している。台湾中部の半導体製造拠点を含めた地域の水道水供給を一段と減らす。

  台湾政府は24日、水供給を巡り6年ぶりに非常警報を発令。台湾中部のいくつかの地域の貯水施設で、水量が極めて危険な水準にまで減っていると警告した。

  台湾経済部の王美花部長(経産相)は台北での記者会見で、台中市にある2つの主要サイエンスパーク内の企業向けの水供給を15%減らすと説明。王部長によると、台中市と苗栗県では工業用水以外の水供給も削減され、4月6日から実施となる。

  台中市には台湾積体電路製造(TSMC)と米マイクロン・テクノロジーが半導体製造施設を置くが、王部長は水道水の供給制限が両社の業務に影響を与えることはないと述べた。

  TSMCはタンクローリーから使用する水の量を増やす計画だが、新たな供給規制が業務に影響することはないと電子メールでコメント。マイクロンの担当者は同社が情報開示を控える「沈黙期間」に入っているとして、コメントを控えた。

  半導体は製造過程で極めて大量の水を必要とする。半導体不足の影響が世界的に広がる中で、水不足の台湾では政府が工業用水確保への対応を迫られている。台湾では昨年、降水量が大きく落ち込んだ。2020年に台風の上陸がなかったことも水不足に拍車を掛けている。

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原題:Taiwan Raises Red Alert Over Water, Cuts Chipmakers’ Supply (1)(抜粋)

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