米耐久財受注、2月は昨年4月以来のマイナス-コア資本財も減少
Kristy Scheuble、Reade Pickert
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2月の米耐久財受注は市場の予想に反して減少し、ほぼ1年ぶりのマイナスとなった。数カ月続いた製造業活動の持ち直しが足踏みとなっていることを示唆した。
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設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は0.8%減。市場予想は0.5%増だった。前月は0.6%増に上方修正された。
国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財の出荷は1%減。寒波の影響で落ち込んだ可能性が高い。
マリア・フィオリニ・ラミレスの米国担当チーフエコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏は「異例の寒波によって2月の結果が抑制されたのはほぼ確実だ。南部や中西部の大半で経済活動に著しい混乱をもたらした」と指摘。「これまでに非常に急速に伸びてきたため、『消化』という要素もあるかもしれない」と述べた。
全体の耐久財受注の減少は、自動車や機械、金属製品など広範にわたった。
民間航空機の受注は前月比103%超の急増。米ボーイングは2月に82機の受注を発表、過去2年で2番目の高水準だった。
輸送機器を除く受注は0.9%減。前月は1.6%増。
自動車・同部品の受注は8.7%減、出荷は8.9%減少した。寒波や半導体不足が響いた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Durable Goods Orders Decrease for First Time Since April(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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