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EU、コロナワクチン輸出規則を厳格化-相手国の接種と感染状況考慮

  • EU市民への迅速なワクチン配布を確実にする必要ある-欧州委員長
  • 感染第3波に苦しむEU、新輸出規則は少なくとも6月末まで継続

欧州連合(EU)は新型コロナウイルス感染症ワクチンの輸出を停止する権限を拡大した。感染第3波の中で、同盟国や製造会社とのあつれきが強まりそうだ。

  EUは既存の輸出規則を厳格化し、域内で製造されたワクチンを受け取った国はEUにワクチンを供給するよう求める。輸出を許可するかどうかの決定では、相手国のワクチン接種率と感染状況を考慮する。メカニズムは自動的ではなく、ケースバイケースで運用されるという。

  EUはワクチン接種加速と感染抑え込みに苦戦する中で、規制強化を決めた。ワクチン供給を巡る英国との対立も事態を悪化させた。

  EUの行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は声明で、「EU市民への迅速で十分なワクチン配布を確実にする必要がある」と主張。「EUは経済協力開発機構(OECD)加盟国で唯一、大量のワクチンを数十カ国に輸出してるが、道筋は双方向でなければならない」と論じた。

  EU加盟国首脳は25日のサミットで、新たな権限について協議する。

  24日に公表された欧州委の草稿によると、加盟各国政府は輸出相手国もEU向けにワクチンを輸出しているかどうかと、感染およびワクチン接種の状況を考慮しなければならない。厳格な規制は少なくとも6月末まで継続される。

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原題:EU Tightens Curbs on Vaccine Exports Amid Third Infection Wave(抜粋)

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