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ユーロ圏企業活動、3月は半年ぶりに拡大示す-製造業は生産活況

  • 製造業PMI速報値は3月に62.4 へ上昇、予想は57.6
  • サービス業は7カ月連続で縮小、製造業とは回復に大幅な差

ユーロ圏の企業活動は3月に予想外の拡大となった。拡大は6カ月ぶり。特に製造業の生産は過去最高の水準となった。

  IHSマークイットが実施した調査によれば、企業は増大する需要に対応するため、3月に雇用を進めたことが示された。新規受注は昨年7月以来の高い伸びとなり、域外からの受注は約3年ぶりの大幅な増加となった。

3月2月
製造業PMI速報値62.4 (予想 57.6)57.9
サービス業PMI速報値48.8 (予想 46.0)45.7
総合PMI速報値52.5 (予想 49.1)48.8

  それでもなお、直近の見通しは悪化している。新型コロナウイルスの感染が再拡大し、新たな制限措置も懸念される。ドイツ政府は4月半ばまで制限措置を延長すると決定し、フランスはパリなど複数の地域が20日から新たなロックダウンに入った。

  好調な製造業に反して、サービス業は7カ月連続で縮小した。他人と距離を取るソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)のルールや店舗閉鎖などで打撃を受けている。

  マークイットのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「製造業は世界的な需要回復の恩恵を受ける一方で、対面型のサービス企業は引き続き圧迫されている。景気回復速度が二分されるこのような状況はしばらく続く可能性が高い」と指摘した。

Private-sector activity in the euro area unexpectedly grows for the first time in six months

原題:Euro-Area Private Sector Returns to Growth on Factory Surge (1)

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