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ユニゾが21年度資金繰り計画を銀行団に提示、計640億円の融資を要請

  • 320億円の借り入れ前提で、8月の現預金残高298億円
  • 21年度の経常損益は16億円の赤字、22年度は5億円の赤字を想定

昨年非上場化した不動産会社、ユニゾホールディングスが2021年度の資金繰り計画を取引銀行団に提示し、新規と借り換えで総額640億円の融資を要請したことが24日、明らかになった。ブルームバーグが同計画の文書を確認した。

  ユニゾが先週、各行に送付した計画によると、昨年12月時点で要請していた今年5月を期限とする200億円の借り換えに加え、7月から22年1月にかけて計440億円の融資を求めている。融資にあたっては担保を提供し、元利均等返済と元本一括返済の割合が半々とした。そのほか21年度には50億円の不動産売却が予定されている。

5月7月10月22年1月
ユニゾによる新たな融資要請額200億円120億円200億円120億円640億円

  計画では5月に迎える100億円の社債償還の原資に、200億円の借り換え資金を充てる。融資の返済は、6月に133億円、7月に51億円と続くが、7月に120億円の融資が実現することを前提に、同月末には384億円の手元現預金が残る計画だ。8月には89億円の返済が予定されており、現預金残高は298億円に減少する。

  ユニゾは、資金繰り計画と同時に21年度以降の業績見通しも示した。新型コロナウイルスの収束によるホテル事業の回復を見込んでいるが、21年度、22年度ともに経常損益は赤字の見通しで、最終損益は明示していない。前提となるホテルの稼働率は、21年度が59.5%、22年度が68.5%。

ユニゾの業績見通し売上高営業利益経常損益
21年度160億円13億円△16億円
22年度184億円30億円△5億円

  ユニゾに資金繰り計画について問い合わせたが、現時点で回答を得られていない。

  ユニゾを巡っては、複数の米投資ファンドによる買収合戦が繰り広げられ、最終的にユニゾの従業員による買収(EBO)にローン・スターが資金提供して、昨年6月に非上場化した。だが、足元の社債残高が990億円ある上、融資総額が約1960億円に上ることがブルームバーグの取材で判明。昨年12月には同社が銀行団に200億円の借り換えを要請したこともあり、資金繰りの行方が注目されている。

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