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米国株の強気相場に陰り、コールオプション取引減少-給付金到着でも

  • 過去5日の取引高は平均2300万枚、2月は3000万枚余り
  • コールオプション取引活況がハイテク株や小型株の乱高下もたらした

米S&P500種株価指数の小幅な下落の影で、より深刻な事態が進展している。

  コールオプション(買う権利)の取引高が今年付けた過去最高から減少傾向にある。過去5日の取引高は平均2300万枚と、2月の3000万枚余りから減少していた。

  米追加経済対策の直接給付が個人の手元に届いたにもかかわらず、株式投資への熱意は冷め気味だ。オプション取引はまだ過去の平均に比べると活発なものの、これまでの個人向け直接給付時にはコールオプション取引高がしっかりと増えていた。

  ワクチン接種を受けた米国民は給付金を株式投資ではなく旅行に使うつもりだとみられる。ロビンフッドのアプリを使って取引する個人投資家軍団に支えられた強気相場への黄信号だ。23日の米株市場ではS&P500種が0.8%安。最近人気が高まっていたクルーズ運営会社や航空会社が軟調で、リテール投資家の後退が下げの一因だった公算が大きい。

  BTIGのチーフ株式・デリバティブ(金融派生商品)ストラテジスト、ジュリアン・エマニュエル氏は、コールオプション取引の高水準は「株式市場への強い支持を示す最良の指標だった」とした上で、「1月ほど高水準ではなくなっているのは率直に言って、一部の投資家がミーム株での損失をその当時以降抱えているためだと思う」と話した。

  少額の資金から購入できるコールオプションの活発な取引が、ハイテク株や小型株の乱高下の背後にあった。オンライン掲示板が株式の話題であふれゲームストップ株が急騰した時期には、1回に10枚以下のオプションを売買する小口トレーダーの動きが急増していた。

U.S. call option volumes have retreated despite latest stimulus checks

原題:YOLO Brigade Is in Retreat With Down Days in Stocks Piling Up(抜粋)

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