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ウォール街が若手バンカーに「思いやり」、週100時間労働と深まる孤立

  • シティCEOは金曜日のテレビ会議をやめ、休暇取得を奨励する方針
  • ゴールドマンは土曜勤務からの解放に努力、ジェフリーズも特典付与

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ウォール街の金融機関は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に伴う不安がジュニアバンカーを含む行員に重くのしかかる中で、より寛大で思いやりのある顔を前面に打ち出している。

  直近ではシティグループのジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)が金曜日の内部のテレビ会議をやめ、休暇取得を奨励する方針を示したと伝えられた。

  ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモンCEOも若手バンカーを土曜日の勤務から解放するため一層努力すると約束し、米金融サービス会社ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループは先週、ペロトン・インタラクティブの屋内機器「バイク」を含むフィットネス特典を最も若手のバンカーらに付与すると明らかにした。

  ロックダウン(都市封鎖)の長期化で、勤労者の優先順位が変化し、世界的な大企業も対応を迫られている。米自動車メーカー、フォード・モーターはパンデミックが収束した後も在宅勤務が可能だと3万人の社員に今月伝えた。一方、テレビ会議では企業文化を浸透させることが難しいとして、夏季インターンを含めて社員のオフィス復帰を強く推進する企業もある。

  BLKコンサルティングの創業者ジェフ・ブレーズ氏は、四六時中の在宅勤務は「非常に孤立しがちだ」との見方を示し、「100時間働くという問題だけではない。周囲にチームメンバーがおらず、仲間意識が持てない。私の若いころも週100時間働き、実につらかったが、共に働くチームがいた。彼らは長年の友人だ。今は仲間意識や上級者との交流がないまま、そのような仕事を全てこなしている」と指摘した。

On Fraser’s First Day as Citi CEO, Bank Vows Net-Zero Emissions

シティグループのジェーン・フレーザーCEO

原題:Wall Street Loosens Up as 100-Hour Weeks in Pandemic Take a Toll(抜粋)

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