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日本株は大幅続落、新型コロナ再拡大で景気先行き警戒-全33業種売り

更新日時
  • 感染増は懸念すべき傾向とWHO、英アストラはワクチン分析公表へ
  • 米国株は下落、米10年債利回りは1.62%と7ベーシス低下

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24日の東京株式相場は大幅に続落し、TOPIXの下落率は約1カ月ぶりの大きさになった。欧州を中心とした新型コロナウイルスの感染再拡大で景気の先行きが警戒され、銀行や電機など景気敏感業種中心に東証全33業種が下落した。

  • TOPIXの終値は前日比42.90ポイント(2.2%)安の1928.58と3日続落
    • 2月26日以来の下落率
  • 日経平均株価は590円40銭(2%)安の2万8405円52銭と4日続落

〈きょうのポイント〉

  • 世界保健機関(WHO)事務局長、新型コロナウイルス死者数と感染者数の最近の増加は「本当に懸念すべき傾向」
    • 英アストラゼネカ、ワクチン試験の最新分析結果を公表へ-米当局の批判受け
  • 米国株は反落、ニューヨーク原油先物は6.2%安-10年債利回りは1.62%と7ベーシスポイント低下
  • インテル、半導体生産の大規模投資を発表-TSMCと直接競争へ

  りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一チーフ・ストラテジストは「1-2月の株高を受けてあまりに楽観に傾き過ぎていた投資家が、足元の株安でポジションを減らす動きに出ている」と指摘した。米金利低下や新型コロナ拡大、日本銀行の上場投資信託(ETF)変更などが重なり、リスク指標であるボラティリティー(変動性)が高まり株価の下げが加速したとみる。

  欧州で新型コロナウイルスの第3波が急拡大しているのも不安材料になった。ドイツは厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施し、ギリシャで23日の新規感染者数が過去最多になった。23日の米国市場で経済再開の恩恵期待があった銘柄が売られ、日本市場でも流れが波及した。りそなアセットの黒瀬氏は「欧州で変異株が広がりをみせていることでワクチン効果を疑う声も一部にある」と話した。

  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、新型コロナの感染再拡大によって「景況感が足踏みするのでないかとの疑念が出ている」と語る。米金利の低下もそうした市場心理を表しているとし、「景気敏感の日本株にとって厳しい」と言う。コロナ感染拡大が景気に悪影響を与えるようなら、日経平均は2万7000円台まで調整してもおかしくないと予想していた。

  • 東証33業種では空運や鉱業、海運、鉄鋼、銀行、非鉄金属、陸運、証券・商品先物取引が下落率上位
1カ月ぶりの下落率
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