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IMF、6500億ドルの特別引き出し権増強を検討-関係者

  • IMF理事会がSDRの発行規模を非公式で協議
  • イエレン米財務長官の支持でSDR増強への勢い高まる

国際通貨基金(IMF)は新型コロナウイルスで打撃を受けた発展途上国を支援するため、最大6500億ドル(約70兆6800億円)の特別引き出し権(SDR)増強を検討している。この計画に詳しい関係者2人が明らかにした。最終的な決定は来月を視野に入れているという。

  IMF理事会が23日、非公式で協議しており、優先事項の一つがSDRの新規配分になると、関係者の1人が協議内容が非公開であることを理由に匿名で述べた。現在は6500億ドル相当の増強が協議されているという。従来の協議では5000億ドル規模だった。

  IMF広報局はコメントを避けた。ゲオルギエワ専務理事が会合後に声明を発表する見通しだと、関係者の1人が述べた。

  イエレン米財務長官がSDR増強の支持に傾いて以来、その勢いは高まっている。ムニューシン前長官は昨年、SDR拡大要請を阻止していた。SDRはIMFへの出資割合に基づいて配分されるため、20カ国・地域(G20)が70%程度を占め、低所得国が3%にとどまるというのがムニューシン氏が反対した理由だった。

  IMFは4月5-11日の春季会合前後に正式な準備資産の増強を発表したいと考えているという。

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原題:IMF Considers Creating $650 Billion in Reserves after Yellen Nod(抜粋)

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