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トルコ市場から外国人が逃避-流動性求めリラ借り入れコスト急上昇

  • 突然の中銀総裁更迭、リラ強気派は不意打ちくらった格好
  • 「二度とリラに強気にはならない」とノルデアのラーセン氏

トルコのエルドアン大統領はまたも、中央銀行総裁の首をすげ替えた。景気支援に重きを置き、現代の経済学に反する持論の実践を図っている。

  トルコ資産からは資金が流出し、リラは22日に一時15%下落。10年物自国通貨建て国債の利回りは過去最大の上昇、株価指数は2013年以来の大きな下げとなった。

トルコ市場トリプル安、中銀総裁更迭で-債券保証コストも上昇

  国際金融協会(IIF)のチーフエコノミスト、ロビン・ブルックス氏は、18年の通貨危機時と同じように「資本の流れが突然止まった。当時は金融環境が引き締まり、その結果として深刻なリセッション(景気後退)に陥った。今回も同じだろう」と述べた。

  中銀のアーバル前総裁は20日早朝の突然の更迭までの4カ月に政策金利を合計で8.75ポイント引き上げ、リラの安定と投資呼び込みに貢献していた。

トルコ中銀、予想以上の利上げ-インフレリスクの高まりに対応

  トルコは経常赤字を埋めるため海外からの資金を必要としているが、エルドアン大統領の突然の行動は資金流入を難しくするだろう。

  同大統領が主流の経済政策に同調したと考えていたリラ強気派は、不意打ちをくらった格好だ。

  リラのロングポジション解消を急ぐトレーダーらが流動性を求める中で、リラを1週間借り入れるコストは22日に急上昇した。中銀総裁更迭前は、リラ上昇を見込みロングポジションを積み上げていた。

Lira borrowing costs jump amid carry traders' rush for exit

  ノルデアの為替・金利グローバルチーフストラテジスト、アンドレアス・ステノ・ラーセン氏は「エルドアン大統領が事実上中央銀行を支配している限り、二度とリラに強気にはならない」とツイートした。

  イスタンブール時間23日午前10時3分のリラは0.2%安の1ドル=7.8187リラ。トルコ株の指標のイスタンブール100指数は23日、一時5.4%安となり、サーキットブレーカーが発動された。

原題:Central Bank of Erdogan Sends Foreign Cash Rushing Out (Correct)、Surging Lira Borrowing Costs Signal Traders’ Rush to Exit: Chart、Turkish Stocks Slump, Trigger Circuit Breakers for Second Day(抜粋)

  

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