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カルパースを元役員提訴、中国系運用トップ辞任巡り-議事録開示要求

  • 元CIO辞任直後の役員会が非公開だったことが不適切だと主張
  • ブラックストーン株式を保有しつつ同社PEファンドへの投資承認か

米最大の公的年金基金であるカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)で最高投資責任者(CIO)を務めていた中国系米国人ベン・メン氏が昨年8月に突然辞任したが、その直後に開かれた非公開の役員会の議事録公表を求め、カルパースの元役員が今月提訴した。

  メン氏はブラックストーン・グループへの投資を巡り利益相反の疑いが浮上する中で、昨年8月5日に辞職した。2010-18年にカルパースの役員を務めた元投資責任者のジョセフ・ジョン・ジェリンシック氏は、直後の役員会が非公開だったことが不適切だと主張した。

  カルパースの訴訟への反応はまだないが、代理人の弁護士は3月17日付の書簡で、昨年8月17日の役員会に関する情報を提供した匿名の役員とジェリンシック氏の行動による悪影響を抑えるため、直ちに訴訟を取り下げるよう同氏に強く迫った。

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ベン・メン氏

   ブルームバーグが内容を確認した書簡は「カルパースはジェリンシック氏とその情報源の不適切な行動について調査し、しかるべき対応を取る」と警告した。 

  メン氏がブラックストーンの株式を個人的に保有しながら、同社が運営するプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンドへの投資を承認していた事実をカルパースのコンプライアンスチームが把握し、その4カ月後に同氏は職を辞した。これまでコーポレートガバナンス(企業統治)改革を繰り返し主張してきただけにメン氏の辞任はカルパースを大きく動揺させた。

米最大公的年金基金の中国系元運用トップを加州が調査-利益相反巡り

原題:Secret Calpers Meeting on CIO Meng’s Exit Sparks Legal Fight (2)(抜粋)

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