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米国債市場に押し目買い戻る、急落のスピード調整で目先反発観測も

  • 7週連続で上昇した米10年国債利回りは22日に低下
  • 短期的に非常に売られ過ぎた-ミラー・タバクのメイリー氏

米国債市場が1981年以来の弱気相場に見舞われる中、ようやく押し目買いが入り始めている。

  インフレ期待の高まりを背景に米10年国債利回りは7週連続で上昇した後、22日には長期債買いで低下した。長期国債が需要の大部分を吸収した。19日に2015年以降で最もスティープ化していた2年債と10年債の利回りスプレッドはフラット化した。

  新型コロナウイルスのワクチン接種進展で米経済見通しに明るさが増したことから、債券市場は数カ月にわたり売り込まれ、押し目買いの動きは見えなかった。だが、ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・メイリー氏によれば、直近の相場下落スピードを受けてテクニカル分析のシグナルが一部点灯したため、短期的な相場反転の可能性を見込む向きもいるという。

  147億ドル(約1兆6000億円)規模の上場投資信託(ETF)「iシェアーズ米国債20年超ETF」(ティッカーTLT)は19日時点で週間ベースの相対力指数(RSI)がこれまでで最も売られ過ぎの水準を記録。米10年国債利回りのRSIは1994年以来最も買われ過ぎの水準となった。

  メイリー氏は「この動きを説明する大きな基本的ニュースはない。むしろ債券が短期的に非常に売られ過ぎただけにすぎないと思う」と語った。

TLT reaches record oversold levels on weekly basis

  30年債利回りは22日に約5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。10年債利回りは約4bp低下した。トルコの中央銀行総裁解任も安全資産需要を高め債券買いにつながった可能性もあるが、影響はトルコ資産にほぼ限られていた。

  23日には米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長とイエレン財務長官が議会証言を行う予定で、市場を動かす要因になる可能性がある。

原題:
Bond Dip Buyers Emerge After Treasury Selloff Hits Record Speed(抜粋)

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