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ブラジル、銀行やヘッジファンドの最高幹部らがコロナ対策の強化要請

  • 政治指導者にワクチン接種の迅速化など求める-公開書簡
  • ブラジルでは新型コロナ感染者数が1200万人を突破

ブラジルで新型コロナウイルスの感染者数が1200万人を超える中で、国内の銀行やヘッジファンドの最高幹部、中央銀行総裁の経験者、大物実業家などが政治指導者に対しコロナ対策の強化を求めている。

  イタウ・ウニバンコ・ホールディングの共同所有者で富豪の兄弟、ペドロ、ジョアン・モレイラ・サレス両氏のほか、クレディ・スイス・グループのブラジル部門最高経営責任者(CEO)、ジョゼ・オリンピオ・ペレイラ氏らは公開書簡で、ブラジルは「新型コロナウイルス感染症(COVID19)の世界的な流行の中心地」だと指摘。「荒廃した」経済・社会状況の中で医療体制が崩壊し、見通しは一段と憂慮すべきものになりつつあるとの見方を示した。

Key Speakers At The 2018 Latin America Investment Conference

クレディ・スイスのジョゼ・オリンピオ・ペレイラ氏

  書簡の作成を支援したというビジネススクール、教育調査研究所(Insper)のトーマス・コンティ教授によると、500人強が同書簡に署名した。この中にはブラジルで最も著名なヘッジファンド運用者、ルイス・シュトゥールベルガー氏のほか、中銀総裁を務めたイラン・ゴールドファイン氏とアルミニオ・フラガ氏らが含まれる。

  同グループは新型コロナワクチン接種の迅速化やソーシャルディスタンス(社会的距離)確保の実施、マスク着用の奨励、コロナ対応の国家機構の創設などを主張した。

Covid-19 deaths per million inhabitants in previous seven days

  同グループは書簡で、連邦政府は各州などで実施されている新型コロナ対策を支援する必要があるとした上で、国全体または地域単位でのロックダウン(都市封鎖)を検討すべきだと強調。ボルソナロ大統領を名指ししてはいないものの、大統領の行動が「感染者数と死亡者数の増加 」に対して責任があることを明確な言葉で批判した。

原題:Brazil Tops 12 Million Covid-19 Cases as Bankers Urge Action(抜粋)

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