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日本株続落、米金利一服や欧州新型コロナ拡大重し-銀行など広く下げ

更新日時
  • 米10年債利回りは1.69%と低下、ドイツは厳格なロックダウンで合意
  • 米政権は長期経済プログラムを検討、米株先物は小安く推移

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23日の東京株式相場は続落。米国の長期金利の上昇が一服する中で、銀行などのバリュー(割安)株に売りが広がった。欧州での新型コロナウイルスの感染懸念も重しとなり、海運や鉄鋼株など直近の上げが目立った業種を中心に内外需とも広く下げた。

  • TOPIXの終値は前日比18.70ポイント(0.9%)安の1971.48
  • 日経平均株価は178円23銭(0.6%)安の2万8995円92銭

〈きょうのポイント〉

  • 22日の米国10年債利回りは1.69%と3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下
  • メルケル独首相、復活祭期間中の厳格なロックダウンで州首相らと合意
  • アジア時間23日の米S&P500種Eミニ先物は軟調推移
  • バイデン米政権、最大330兆円規模の長期経済プログラムを検討中-関係者

  東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「このところ上昇が目立っていた銀行や海運など割安株に利益確定売りが出ている。景気回復期待を前提として、株価が上げ過ぎた面がある」と述べた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は23日の議会証言で、米経済は力強さを増しているとみられるものの、新型コロナウイルス禍による打撃からの完全回復にはなお程遠いとの認識を示す見込みだ。

  米金利低下を好感して朝方こそ電機や情報・通信株が上昇して株価指数は高くなったものの、金利上昇が追い風となっていた銀行などバリュー株の下げのほうが次第に強まり株価指数は失速した。東証33業種で直近1カ月の上昇率上位だった銀行と同様に、海運や鉄鋼などにも売りが膨らんだ。

  過去1カ月で新規感染者の増加ペースがほぼ倍増したドイツでは、復活祭期間中の厳格なロックダウンで合意した。りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジストは「足元では欧州で新型コロナ感染拡大の話が出ている」とし、市場の期待している景気回復に逆行するような動きもあるとみていた。

  一方、日銀の上場投資信託(ETF)買い入れでの日経平均連動型の除外方針を受けて以降は主要株価指数にボラティリティー(変動性)が高まる場面はあったが、この日は株価指数間の動きは小康状態だった。

日銀による日経平均型ETFの除外実施予定日についてはこちらをご覧ください

  • 東証33業種では空運や海運、陸運、銀行、鉄鋼、非鉄金属、機械が下落
  • その他製品は上昇
続落
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