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3月22日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株上昇、ハイテク中心に買い-国債利回り低下が支え

  22日の米株式相場は上昇。米10年債利回りが低下し、約1年2カ月ぶり高水準を離れたことを追い風に、テクノロジー銘柄中心に買われた。

  • 米国株は主要3指数が上昇、ハイテク銘柄が主導
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.69%に低下
  • ドル下落、米国債利回り低下で投資妙味が後退
  • NY原油は小幅続伸、需要回復見通しが市場の焦点
  • NY金は反落、米国債入札を控え神経質な展開

  大型ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は、S&P500種株価指数を上回る伸びとなった。小型株は比較的振るわなかった。一連の米国債入札が控えているほか、米金融当局が大手銀行の資本優遇策を予定通り今月末で終了すると決定したこともあり、国債市場の動向が引き続き注目を集めている。

  S&P500種は前週末比0.7%高の3940.59。ダウ工業株30種平均は103.23ドル(0.3%)高の32731.20ドル。ナスダック総合指数は1.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時55分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.69%。

  ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「長期債利回りの上昇は、高成長銘柄の売り浴びせから景気敏感銘柄へのローテーションに至るまで、株式市場で見られたほぼ全ての動きに影響している」と指摘。「金利が多少安定する局面は常に、ハイテク株の上値追いのきっかけになる」と説明した。

  米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、経済成長の加速が望ましくないインフレ加速につながったり、金融政策調整の必要性をもたらしたりする兆候は見られないとインタビューで指摘。望まないインフレが根付くためには、物価上昇期待が動き、経営判断や賃金交渉に織り込まれ始める必要があると説明した。

  外国為替市場では、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数が下げ、ほぼ2週間ぶりの高水準を離れた。米国債利回りが低下し、ドルの投資妙味が後退した。ポンドはドルとユーロに対し下落。新型コロナウイルスワクチンの配布を巡る英国と欧州連合(EU)の対立継続が背景にある。

  ドル指数は0.1%低下。早い時間にはトルコ・リラ急落を受けたリスク回避ムードの広がりで上昇していた。ドルは対円で0.1%安の1ドル=108円82銭。ユーロは対ドルで0.3%高の1ユーロ=1.1934ドル。一時は1.1947ドルまで値上がりした。ポンドは対ドルで0.1%安の1ポンド=1.3865ドルと、一時の0.4%安から下げ幅を縮小した。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅続伸。欧州の一部でロックダウン(都市封鎖)が再開、もしくは延長されるなど、国・地域によって需要回復ペースにむらがあることが嫌気されたが、バイデン政権による景気刺激策を背景に米国での消費回復に期待が集まっている。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は前営業日比13セント(0.2%)高い1バレル=61.55ドルで終了。4月限は22日が最終取引。実質の中心限月となった5月限は12セント高の61.56ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント5月限は9セント上昇し64.62ドル。

  ニューヨーク金市場ではスポットと先物がいずれも反落。米国債の入札を控え、投資家は利回りがまた上昇する可能性に身構えている。金相場は先週までは週間ベースで2週連続で上昇していた。

  金スポットはニューヨーク時間午後2時19分現在、0.3%安い1オンス=1740.24ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、0.2%下げて1740.40ドルで終了した。

原題:Tech Leads Stock Gains as Treasury Yields Slide: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Declines With U.S. Yields; Pound Retreats: Inside G-10(抜粋)

Oil Steadies With Demand in Focus After Worst Week in 5 Months(抜粋)

Gold Falls After Two Weekly Gains as Traders Await Bond Auctions(抜粋)

◎欧州市況:株小幅高、テクノロジー株に買い-欧州債は上昇

  22日の欧州株は上昇。テクノロジー銘柄や自動車株が買いを集めた。一方、新型コロナウイルスワクチンの供給懸念やロックダウン(都市封鎖)措置の延長が手掛かりとなり、旅行株は下落した。

  ストックス欧州600指数は0.2%高。一時は0.6%安となる場面もあった。債券利回りの上昇が落ち着き、テクノロジー株が買われた。ドイツ銀行のアナリストがポルシェとフォルクスワーゲン(VW)の目標株価を引き上げたため、両銘柄を中心に自動車株が値上がりした。

  ドイツのメルケル首相は4月18日までのロックダウン延長に合意した。ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGやライアンエアー・ホールディングスなど航空銘柄はいずれも下落。英政府当局者がBBCに対し、今夏に国外で休暇を過ごせる「可能性は低い」と述べたことが嫌気された。

  欧州債市場ではドイツ債の利回り曲線がブルフラット化をやや解消したが、パフォーマンスはユーロ圏の他国債を上回った。ドイツでのロックダウン延長が響いた。

  英国債も23日に30年債の入札を控え、ブルフラット化がやや解消された。

主要国債の利回り 
ドイツ10年債利回りは2bp低下のマイナス0.31%
イタリア10年債利回りは2bp低下の0.64%
フランス10年債利回りは1bp低下のマイナス0.06%
英10年債利回りは2bp下げて0.82%

ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

原題:European Stocks Edge Higher as Tech, Autos Outweigh Travel Gloom、Bunds Rally to Outperform Euro-Area Peers; End-of-Day Curves(抜粋)

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