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オラクルが1.6兆円規模の起債-フィッチとムーディーズは格下げ

更新日時

ソフトウエアメーカーの米オラクルは22日、150億ドル(約1兆6300億円)規模の起債を行った。これを受け、格付け会社フィッチ・レーティングスとムーディーズ・インベスターズ・サービスはオラクルの格付けを引き下げた。

  フィッチは22日の発表文で、起債で調達する資金により来年いっぱいの債務が返済されるものの、オラクルが満期をもって債務を低減させるとのフィッチの見込みから「外れる動き」だと説明。同社の格付けを「BBB+」に1段階引き下げた。これは、投機的水準を3段階上回る水準。ムーディーズは2段階引き下げて「Baa2」とした。

  トレースの債券取引データによると、オラクルの既発2050年償還債(表面利率3.6%)は22日に値下がり。米国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は31ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して約144bp。51年償還の新発債のスプレッドは155bpだと、事情に詳しい関係者の1人が語った。

  今回の起債は今年に入って、米携帯電話サービス会社ベライゾン・コミュニケーションズが今月行った250億ドルの起債に次ぐ規模。

  オラクルの発表によれば、起債による調達資金は2021年債や22年債の償還に充てられる。自社株買い戻しや配当、債務返済、将来の企業買収などに利用される可能性もある。

  オラクルの起債は6本立て。事情に詳しい関係者が匿名で語ったところによれば、年限が最も長い40年債のスプレッドは170bp。

原題:Oracle Sells $15 Billion of Debt, Drawing Two Credit Rating Cuts(抜粋)

Oracle Is Latest Borrower Risking Ratings to Reward Shareholders

(起債条件を追加し更新します)
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