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米政策金利、どこまで高くなるかも焦点-市場の予想は最近上振れ

  • FOMC「ドット・プロット」で長期の中央値は2.5%で推移
  • FF金利誘導目標のピークは1980年代以降、総じて前回ピーク下回る

トレーダーは米連邦準備制度がいつ利上げを開始し、その実施ペースがどうなるかに頭を悩ませているが、政策金利をどこまで引き上げるかも問題だ。

  市場が予想するピーク金利は最近高くなり、3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に基づいて決済されるユーロドル先物は現在、2026年上期までに2.25%程度となることを織り込んでいる。こうしたフォワード金利契約とオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)のスプレッドを考慮すると、フェデラルファンド(FF)金利は2%を若干上回る水準になることが示唆される。

End target for next rate-hike cycle appears already priced in

  5年先5年物OISレートは現在2.30%で、これは前回の景気サイクルでFF金利が最高となった2019年5月の水準と同じだ。

  連邦公開市場委員会(FOMC)は通常、金融当局がアクセルもブレーキも踏まない状態で米経済が自律的に回っていく「中立金利」まで政策金利を引き上げる。

  FOMCメンバーの金利予測分布図(ドット・プロット)の長期の中央値は19年6月以降、2.5%で推移しているが、12年の公表開始以降は低下傾向にあった。また、1980年代以降の利上げ局面では総じて、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のピークは前回ピークを下回ってきた。

  市場が当局と同じ道筋で考えている場合、現在織り込んでいるより高い水準までの利上げを想定する可能性は低い。しかし、トレーダーが別の考えを持ち、今回のビジネスサイクルでは過去40年の傾向に逆らう形で、前サイクルよりも高いピークに達すると予想する可能性はまだある。

原題:
Markets Zero In on Pricing Fed’s Terminal Rate: Liquidity Watch(抜粋)

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