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きょうの国内市況(3月22日):株式、債券、為替市場

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●日本株は下落、米インフレ懸念や半導体供給不安-輸出や素材売り

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  東京株式相場は下落。米国金融当局が大手銀行に対する資本優遇策を打ち切ることや半導体工場火災の影響が不安視され、自動車や機械など輸出関連、化学など素材、不動産株などが安い。先週末の日本銀行の上場投資信託(ETF)買い変更に伴う余波も重しとなった。

  • TOPIXの終値は前営業日比22.03ポイント(1.1%)安の1990.18
  • 日経平均株価は617円90銭(2.1%)安の2万9174円15銭

  ちばぎんアセットマネジメント調査部の奥村義弘氏は「米国でのレバレッジ規制、国内でのETF買い入れ対象変更という内外の中央銀行の政策によるマーケットへの影響に敏感に反応している」と指摘。さらに半導体工場火災で「自動車などの業績にも不安が高まった」とし、複合要因が重なったとの見方を示した。

  • 東証33業種では輸送用機器や保険、機械、非鉄金属、電機、サービス、不動産、化学が下落
  • 海運や鉄鋼、電気・ガス、鉱業、卸売は上昇

●超長期金利が大幅低下、日銀による利回り曲線の低位安定優先を受け

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  超長期金利が大幅に低下した。日本銀行の黒田東彦総裁が前週末の金融政策決定会合後の会見で、イールドカーブ(利回り曲線)の低位安定を優先させる姿勢を明確にしたことを受けて買いが優勢となった。米長期金利が時間外取引で低下したことも買い安心感につながった。  

  SMBC日興証券の奥村任ストラテジストは、日銀が19日発表した政策点検の結果について「金融の引き締めではないという日銀の意図が強く感じられた」と指摘。点検前まで市場参加者の間で強かった「金利上昇方向の警戒感がなくなった」と語った。

  • 新発20年債利回りは前週末比4.5ベーシスポイント(bp)低い0.46%、新発30年債利回りは一時4bp低い0.63%
  • 新発10年債利回りは一時3.5bp低い0.075%
  • 長期国債先物6月物の終値は32銭高の151円30銭。一時38銭高の151円36銭まで上昇

  日銀は長期金利の許容変動幅をゼロ%中心にプラスマイナス0.25%と明記するとともに、急激な金利上昇抑制策を導入。黒田総裁は会見で、新型コロナウイルスの影響が続く下で、イールドカーブ全体を低位で安定させることを優先して金融調節を行うと言明。イールドカーブを「立てるように何かするということも全く考えてない」と述べた。

  固定金利で国債を無制限に買い入れる指し値オペについては、一定期間連続して行う制度を導入した。金利上昇を抑制する姿勢を鮮明にするとともに、長期金利が一時的に変動幅の下限を下回る場合は「厳格には対応しない」方針も示した。

  午前10時10分の金融調節では残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、物価連動債を対象に国債買い入れオペが実施された。買い入れ額はいずれも前回から据え置かれた。SMBC日興証の奥村氏は、オペの結果が強かったことも追加的な債券買いの材料になったと指摘した。

●ドル・円は108円後半、リスクオフで円買いやや優勢-トルコリラ急落

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台後半で小幅な値動き。株安によるリスク回避的な流れと米長期金利の低下を背景に円買いがやや優勢となった。トルコリラは前週末の中銀総裁解任を受けて早朝に急落した。

  • ドル・円は午後3時30分現在、前週末比0.1%安の108円77銭。早朝に一時0.3%安の108円51銭と12日以来の安値を付けた後、108円96銭まで上昇
  • ドルと円は他の主要通貨に対して全面高
  • トルコリラは対ドルで一時1ドル=8.4707リラ、対円でも一時1リラ=12円80銭といずれも昨年11月以来の安値

BofA証券の山田修輔主席FX・日本株式ストラテジスト

  • 米長期金利がリスク性資産にネガティブになりやすい水準まで上昇してきたため、足元では株安のリスクオフ的な流れとなり、米金利にも低下圧力がかかっている
  • 米金利水準とポジションの両面で、ドル・円とクロス・円は調整に入りやすい状況
  • 日本銀行が先週末に決めた政策修正は為替相場への短期的な影響はなさそうだ。円相場は引き続き海外中銀の動向に左右されやすく、米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言などに注目
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