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YCC、長期金利変動で株価に影響出ないよう運営-黒田日銀総裁

黒田東彦総裁

黒田東彦総裁

Photographer: Taketo Oishi/The Nikkei

日本銀行の黒田東彦総裁は22日、先週の金融政策決定会合で変動幅を明確化した長期金利について、株価に影響を与えないようにイールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)を運営する方針を示した。

  黒田総裁は、導入した連続指し値オペにより「金利が上に跳ねることは一切、起こらないようにする」とした上で、「株価にマイナスの影響が出ることはないようにしっかりとゼロ%程度を含めたイールドカーブコントロールを実施していきたい」と話した。

  購入額のめどを削除した上場投資信託(ETF)については「より機動的・効果的な金融緩和が可能になる」と説明。「市場不安定化時の大規模購入の効果が大きい」と述べた。

黒田総裁の他の発言
  • 2%の物価目標
    • 早期実現、変更するべきではない
    • 長期的な物価・為替安定に有効
  • ETF購入
    • TOPIX連動限定は個別銘柄への影響を排除した
    • 現時点で買い入れ停止・売却は検討してない

  麻生太郎財務相は、「長期金利の変動幅を明確化したことは大きい」とした上で、一連の措置を「適切な対応であると考えている」との見解を示した。

  日銀は19日の金融政策決定会合で、金融緩和策の点検を踏まえて、ゼロ%程度に誘導する長期金利(10年物国債金利)の変動許容幅を上下共に0.25%ポイント程度に明確化。ETFの買い入れでは6兆円の原則を削除するなど一段と柔軟な方針を示した。マイナス金利深掘りによる金融機関収益への影響を和らげるための新たな付利制度も導入した。

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