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【新型コロナ】世界死者、先週は1月以来の増加-豪州洪水で接種遅れ

更新日時
  • EUがアストラ製ワクチンの対英輸出停止も
  • 英銀HSBCホールディングスの香港本部オフィス再開へ

世界の新型コロナウイルス感染症(COVID19)死者数は週間ベースで1月以来の増加となった。新規の感染者数は4週連続で前の週を上回った。一方、米国では感染件数は増えたものの死者数は昨年11月以来の低水準となった。

  世界のコロナ死者数は21日終了週に6万1000人余り増え、新規感染者数は300万人強だった。

  米国では先週のコロナ死者数が7265人と、前週の約1万人から減少。ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。ただ、先週は1日当たりの新規感染者数が6万人を超える日もあった。

  欧州連合(EU)は英国へのコロナワクチン輸出停止を辞さない構えだ。遅れているワクチン接種のペースを高める取り組みの一環だが、対英関係を急速に悪化させるリスクがある。EU高官によると、EUはアストラゼネカ製ワクチンの英国への輸出許可について審査を開始するが、同社が契約済みのEU向け納入を完了するまでは許可しない可能性が高いという。

「ワクチンナショナリズム」台頭、EUが対英輸出停止も

  EUの行政執行機関、欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、貧困国へのワクチン提供を求める声に現状では応じることはできないとし、世界保健機関(WHO)などが推進するワクチン共同購入の国際的枠組み「COVAX」に対し既に金融支援を行っていると述べた。

  オーストラリアではシドニーの一部とニューサウスウェールズ州の沿岸地帯を襲った豪雨と洪水で住民が避難したため、ワクチン接種が遅れている。

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豪雨で浸水被害が発生したシドニー西部(3月20日)

  ドイツのメルケル首相は感染者増加を受け、ロックダウン(都市封鎖)の4週間延長を提案した。ブルームバーグが草案を確認した。同首相と州首相は22日に4月18日までのロックダウン延長案を協議する予定。

  ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の感染者数は1億2300万人を超え、死者数は271万人を上回った。ワクチン接種は全世界で4億4700万回を突破した。

  英銀HSBCホールディングスは香港の本部オフィスを再開する。同オフィスビルに勤務する3人のコロナ陽性判明で先週、閉鎖していた

  EU域内のワクチン接種を統括する欧州委のブルトン委員は、EUがワクチンを入手できる見込みであり、ロシア製ワクチン「スプートニクV」は不要との見解を示した。

原題:Global Covid-19 Deaths Rise; Australia Flooding: Virus Update(抜粋)、Europe’s Mr Vaccine Says Russia’s Sputnik V Vaccine Isn’t Needed(抜粋)

(世界の死者数の情報などを追加して更新します)
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