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東京海上H、グリーンシルへのエクスポージャー予想以上-関係者

更新日時
  • 損失抑えるための再保険がグリーンシルと取引した部門カバーせず
  • 豪BCC、ある時点では約8440億円のグリーンシル向け保険引き受け

東京海上ホールディングスは破綻した英金融会社グリーンシル・キャピタルの関連で、予想より大きなエクスポージャーに直面している。事情に詳しい関係者が明らかにした。損失を抑えるための再保険契約が、グリーンシルと取引していた部門をカバーしていなかったことが分かったという。

  関係者によると、東京海上Hの子会社でオーストラリアの保険引受業者BCCはある時点で、100億オーストラリア・ドル(約8440億円)余りのグリーンシル向けの保険を引き受けていたが、複数の再保険会社で構成するグループの契約対象ではなかった。ハノーバー再保険やスコールなどは最近、グリーンシルを巡る状況を明確にするよう東京海上Hに求め、同社はこれら再保険会社のエクスポージャーは非常に少額と返答したという。非公開のやり取りだとして関係者は匿名を条件に語った。

  東京海上Hの広報担当者は、「これまで当社グループの再保険の状況も含めて詳細に調査および確認を行っており、今後も必要に応じて行ってまいります。当社の正味ベースでのエクスポージャーについてもこれまでの調査により確認をしており、現時点で2020年度業績予想についても変更する必要はないと認識しております」とコメントした。

  BCCが数十億ドルに上るグリーンシル融資への保証契約を更新しないと決めたことが、グリーンシル転落の引き金となった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、東京海上Hは残りのグリーンシル関連リスクの大部分は再保険によってカバーされていると示唆していた。

  再保険契約はヒューストンにある東京海上Hの信用保険部門HCCが購入し、BCCも対象となるはずだったが、社内の不手際で必要な承認が出されていなかったと関係者の1人が述べた。

  東京海上Hは10日、BCCとグリーンシルの取引を確認した結果、今期(2021年3月期)業績予想の変更は必要ないと判断したと発表した。

東京海上H:今期業績の修正必要ない、グリーンシルとの取引確認

原題:Tokio Marine Faces Larger-Than-Expected Greensill Exposure (1)(抜粋)

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