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原油急落、市場の過剰な強気姿勢の反動か-今年の上昇ペース速過ぎ

  • 原油、年初来で30%余り上昇-反落不可避とテクニカル指標が示唆
  • 長期的な回復途上で「ある程度の後退」は必ず起きるとアナリスト

原油のテクニカル指標に今月注目してきた人々にとって、メッセージは明らかだった。相場上昇は行き過ぎでペースも速過ぎたということだ。

  北海ブレント原油は今月に入り、約1年ぶりに1バレル=70ドルを突破。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が現行水準の協調減産を維持する決定や1年余りで最も強気のヘッジファンドのポジション、サウジアラビアの石油施設への攻撃などが手掛かりとなった。原油価格はボリンジャーバンドの上限をはるかに上回り、反落は不可避と示唆されていた。

  一方、米国のメキシコ湾岸地域の製油業者は先月の大寒波からの回復に手間取り、短期的な需要を圧迫している。

  ニューヨーク原油先物相場は年初来で30%余り上昇したが、今月に入り下げに転じている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物相場は18日急落し、一時9.9%安を付けた。

  ただ、上昇相場が完全に終わったと言う人はほとんど誰もいない。

  UBSの商品アナリスト、ジョバンニ・シュトーノボ氏は、長期的な回復途上で「ある程度の後退」は必ず起きるものだとしながらも、「OPECプラスが減産緩和に慎重な姿勢を維持する中、原油市場は供給不足となり、原油価格は再び上昇するだろう」と予想した。

Key timespreads signaling longer-term strength remain firmly in backwardation

インフレ懸念から隠れる場所なし、商品市場にさえ波乱広がる

原題:Oil’s Plunge Was Sign of a Market That Got Too Bullish, Too Fast(抜粋)

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