コンテンツにスキップする

EU復興基金と予算配分停止、年内運用開始も-「法の支配」違反なら

  • 欧州委が加盟国に制裁を科す新たな権限行使の指針づくりを進める
  • 復興基金と7カ年中期予算の配分凍結が選択肢の一つとなる見通し

欧州連合(EU)は「法の支配」を順守しない加盟国に対し、新型コロナウイルス危機に対応する復興基金と、EU次期7カ年中期予算の配分を停止する可能性も含め、新たな制裁手段の運用を年内に開始する可能性がある。

  民主主義の基準を守らない加盟国への制裁措置として、予算配分を停止する新たな権限をEUの行政執行機関、欧州委員会に与える新たなルールが、今年1月1日に施行された。ヨウロバー副委員長(価値観・透明性担当)を中心に権限行使の指針づくりが進めれられている

  EUの実質的な復興基金である総額7500億ユーロ(約97兆円)の経済再建策と、1兆ユーロ規模の次期7カ年中期予算の配分凍結が選択肢の一つとなる見通しだ。

European Commissioner for Justice, Consumers and Gender Equality Vera Jourova Interview

欧州委のヨウロバー副委員長

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ヨウロバー副委員長はブルームバーグとのインタビューで、「既に使われた資金ではなく、配分される可能性のある資金を制裁対象にできる制度を推進する」と語った。

原題:EU Takes Aim at Orban With Plans for New Rule-of-Law Powers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE