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Photographer: Paul Frangipane/Bloomberg
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インフレ懸念から隠れる場所なし、商品市場にさえ波乱広がる

  • 経済成長への懸念とドル高が重なり、今年の上昇相場に歯止め
  • 原油は7%下落し、コーヒーは2カ月ぶり大幅安

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商品先物でさえも、世界の市場を襲うインフレ懸念に対して安全とは言えない。18日は原油価格が7%下落し、コーヒーは2カ月ぶりの大幅安となり、トウモロコシと銅も急落した。

  米連邦準備制度がインフレ加速を容認するとの懸念が強まったのを受け、ほとんどのリスク資産が18日に売り込まれた。米株式相場は最高値から反落し、米国債利回りは上昇。こうした流れが商品市場にも波及した。

  ただ、商品市場には少し逆説的な動きだった。インフレ環境では、利回りを見いだすのに適した場所と受け止められるため、商品相場は恩恵を受けることもある。だが、インフレが行き過ぎると、特に経済成長やドル高への懸念が重なる場合は、需要の落ち込み見通しを背景にすぐに足かせに転じる。

Commodities take a breather amid inflation fears

  商品市場は年明けから好調に推移し、原油価格は年初から今月17日までに30%強上昇。トウモロコシや大豆、銅は数年ぶりの高値を更新し、材木価格も跳ね上がっていた。

  こうした市場の熱狂に今週、急ブレーキが掛かった。その背景には、新型コロナウイルスワクチンの普及が遅く、エネルギーや金属、穀物の消費量がパンデミック前の水準に戻るには時間がかかるとの懸念が強まったことがある。

  ストーンXのチーフ・コモディティー・エコノミスト、アーラン・サダーマン氏は電子メールで、「米国債利回りとドルが米金融当局の動きに反応しており、それが今、商品市場に負の影響をもたらしている」と指摘した。

  ブルームバーグ商品スポット指数は2.4%下落し、昨年9月半ば以来の大幅安となった。

原題:
Nowhere to Hide From Inflation Fears as Commodities Join Rout(抜粋)

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